2020/12/07(月) 21:54〜23:10 報道ステーション “医療危機”の大阪・旭川に自衛隊「災害派遣」へ[字]

当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
小木≫こんばんは。
全国の重症患者の増加が止まりません。
今日、発表されました
全国の新型コロナウイルスの
重症患者数ですが
昨日から11人増えまして530人と
過去最多をまた更新してしまった
状況になっています。
徳永≫4日連続で
500人を超えていますし
医療の現場は本当に心配ですね。
小木≫もう、あふれているという声も聞こえてきますけれども。
こうした中、大規模な
クラスターが発生しています
医療体制をひっ迫している
北海道の旭川市。
それから、重症病床の使用率が
70%に迫っている
大阪府が自衛隊による
看護師の派遣を要請しました。
≫北海道と大阪府に
自衛隊を派遣へ。
病院、施設で相次ぐクラスター。
医療スタッフは不足したままです。
≫西川市長が最後の手段と
表現した、災害派遣要請。
北海道は国と調整して
明日以降、鈴木知事が
自衛隊に


派遣を要請するとしています。
旭川市では先月、感染が拡大。
今月に入り、感染者数は減りつつありますが
1週間で
26人の死亡が判明しています。
感染拡大の原因は
病院で発生した
大規模クラスターです。
187人の集団感染が確認された吉田病院では
医療スタッフ50人以上が感染。
更に、市内に5つある基幹病院の1つ
旭川厚生病院でも、国内最大の
クラスターが起きました。
北海道医療大学の塚本教授は
吉田病院に続き
今日からは、旭川厚生病院と
クラスターが起きた2つの病院に応援に入っています。
≫ただ、医療現場は
すでに2週間ほど前から
自衛隊の看護師を派遣するよう
求めていました。
≫基幹病院として
旭川厚生病院とともに
地域医療を担ってきた
市立旭川病院の斉藤院長は
こう話します。
≫この病院では緊急性が低い患者に
受診を控えるよう求め
外来を制限するなど
受け入れ態勢確保のため


綱渡りの状態が続いています。
≫重症者が増え続ける大阪府。
重症病床の使用率が7割に迫る中今月15日には
重症者専用の医療施設が
稼働する予定です。
今日、大阪府の吉村知事が
視察に訪れました。
≫病床は30床。全てに
人工呼吸器が備えられています。
しかし
必要な看護師130人のうち
およそ50人の
めどがついていません。
≫不足が懸念される看護師。
吉村知事は自衛隊に看護師の派遣を
要請していることを
明らかにしました。
こうした動きを医療現場は
どう見ているのでしょうか。
大阪・狭山市にある
近畿大学病院。
重症病床は
残り1床となっています。
≫大阪府の吉村知事が
看護師の派遣を
呼び掛けていることに
ついては…。
≫千葉県内では昨日
高齢者施設や障害者施設で
合わせて3つのクラスターの

発生が発表されました。
≫我孫子市の、この施設では
重度の知的障害がある107人が暮らしています。
今月1日、1人の利用者に
38度の発熱が見られました。
翌日、医療機関でPCR検査をし
陽性が判明します。
すぐに濃厚接触者などの検査を
希望しましたが、かなわず
検査ができたのは4日。