2020/12/14(月) 00:55〜01:25 NNNドキュメント「核のごみは問いかける 「尊重」の先には・・・」[解][字]


プルトニウムなどを取り出して→
原発の燃料として再利用します>

<しかし 5%は 使い道のない→
高レベルの
放射性廃液が残ります>
<これが
 核のごみです>
<ガラスと混ぜて固め
ガラス固化体にして→
ステンレス製の容器に
密閉しますが→
この時の表面放射線量は…>
<…に至るレベルです>
<このため
 周りを金属と特殊な粘土で囲み→
地下300mよりも
深い地層に埋めます>
<…かかるとされています>
<使い終わった核燃料から出る核のごみは 今…>
<しかし


 埋める処分場は→
候補地すら決まっていません>
<寿都町の特産は大ぶりな寿かき>
<しかし
基幹産業の漁業は衰退し→
町の漁師番屋も
空き家が目立ちます>
<人口は2900人>
<高齢化が進むにつれて経済も疲弊して来ました>
<処分場の建設に必要なのが
3段階の調査>
<寿都町は
 第1段階の→
文献調査に応募する方針です>
<文献調査では 20億円→
次の概要調査では→
70億円の交付金が→
与えられる仕組みです>
(風の音)
<海産物を扱う
寿都町の運送会社です>
<新型コロナウイルスの影響で→
荷物の量は 去年に比べ半分に減ったといいます>
運送会社にな
車 止まってるってのは→
いいことではねえね

<今年春
 8台あったトラックを3台 売りました>
<調査への応募に

期待を寄せます>
経済っての
 金と人だもんな。
それが
 やっぱり20億ってのは すげぇ魅力だと。
半端でねえべや

≪はい
 失礼いたします≫
<夏場に採れる寿かき>
<食べ放題が人気の店は→
例年なら
 多くの観光客でにぎわいます>
<店主の…>
<今年は コロナ禍で→
売り上げが
9割も落ち込みました>
<水産加工も手掛ける
吉野さんは→
あまり注目されていなかった→
寿都産のサケを名物に育てました>
<今
 最も心配なのは…>
核のごみの
 やっぱり風評被害ってものもありますから。
水産業
 あと加工業→
それは
 まだ寿都町では死に体ではないですよね。
まさしく生きてますから

財源20億 もらうよりは→
もっと果てしない価値が
あるもんだと思うんですよね。
<核のごみが
 もたらす金に→
町が揺れていました>
それから…。
全部
 国の政策ですよ。
その交付金
 全国津々浦々→
永田町に取りに行ってますよ

何が悪いんですか?
(一同) 帰れ! 帰れ!
<1980年代→
国は 北海道・幌延町に→
核のごみの貯蔵施設を建設する
計画を進めていました>
<しかし