2020/12/14(月) 21:54〜23:10 報道ステーション 政府「GoToトラベル」28日から全国で一斉停止へ[字]
名古屋市の河村市長は…。
≫突然、決まった
年末年始の全国一斉停止。
各地に、ため息交じりの
落胆の声が広がりました。
井澤≫午後8時です。
こちらの旅行会社では
今日の夕方の発表を受けて
この時間も電話対応が
続いています。ひっきりなしに
電話が鳴っています。
≫電話が殺到しているのは
旅行会社。
≫これまでも東京が除外されたり
大阪、札幌が停止されたり
振り回されてきましたが
今回の衝撃は過去の比ではありません。
≫こちらも落胆…と思いきや
想定内と答えた
都内のホテルがあります。
≫ただインバウンド需要が消滅したホテルにとって
Go To Travelは
生命線であることに
変わりありません。
年末年始に入っていた予約のほとんどは
Go To利用客だそうです。
≫更に東京都は、都内の酒を提供する飲食店などへの
時短営業の要請も延長します。
今月17日までの予定だったのが来月11日までと
年をまたぐ形になりました。
≫政府は年末年始の時短営業に対して
協力金を増額する方針です。
小木≫今日、急に決まったGo To Travelの
全国一斉停止なんですけど
旅行会社などではすでに混乱が起きているようです。
Go To Travelの
これまでの経緯をまとめて
振り返っていきます。
始まったのは7月22日でした。
この時は
東京は除外されていました。
この第2波が収まったころ
10月1日に
東京は追加されたんですけども
その後、ご覧のとおり第3波といわれるように
だんだん感染者が増えていく中で
11月24日には札幌市、大阪市に
入ってくる人、到着する分を
Go To Travel除外するということが
決まりまして
その3日後には
札幌市、大阪市を出発する分も
自粛してくださいという
呼びかけになりました。
東京に関していうと12月1日東京の65歳以上
もしくは基礎疾患のある人は
Go To Travel利用を
自粛してくださいという
呼びかけが行われましたが
その後も感染者は増え続けまして
連日、我々も最多更新とお伝えしてきました。
そして、今日
急転直下決まったのが
28日から来年の1月11日まで
全国でGo To Travel一斉停止ということを
政府が決めたわけなんですけど
この急に決まった背景に一体何があるのか。
ここからは各所と中継をつないで
聞いていきます。
まず、最初は政治部の
吉野真太郎記者に聞きます。
この菅総理の決断を
後押ししたもの。
その背景には
一体何があったんでしょうか。
吉野≫結論的には
世論に押し切られての
決断ですね。
しかも相当な急展開でしたから
菅さん本人にしかできない
政治判断だったわけです。
政府高官からは
官邸から各自治体への通達が
後回しになるくらいの
緊急性だったと話していました。
実は今、スタジオでもありました
先月の下旬くらいに
Go Toの見直し論が
徐々に出始める中で
菅さんの頭の中に一律の停止が
よぎらなかったわけではないんです。
ただ、経済との兼ね合い
止めることによって青息吐息になる人
息詰まる人も出てくるという中で
かたくなに継続を貫いてきたんですね。
ところが、きっかけは
一昨日です。
一部マスコミの
世論調査の結果が
永田町を駆け巡りました。