2020/12/14(月) 21:54〜23:10 報道ステーション 政府「GoToトラベル」28日から全国で一斉停止へ[字]


私にも聞こえてくるくらいでしたから
総理の耳にも
当然、入ってきたわけで
内閣支持率の大幅ダウンと

Go To Travelの
継続に否定的な世論の高まり。
これが数字で明らかになりました。
政府としては感染拡大防止と
経済を両立させるという
方針でしたけどもこれに理解が


得られなかったということが
方針転換の一因となりました。
菅総理は集中的に
対応するチャンスだと
話していましたが
では一方でこの2週間は
どうするんだというような
説明は聞こえてきませんし
判断が遅きに失した感は
否めないと思います。
小木≫その点なんですけども
だから結局
その決断を後押ししたのは
感染拡大の状況を見て
ということじゃなくて
とにかく
世論調査だということですね。
吉野≫上下をつけるわけには
いきませんが
世論調査、数字ですね。
政策への理解がないと
ほかの対応を進める推進力も
失われますから
一定の配慮をした
ということだろうと思います。
小木≫続いて、都庁担当の
鈴木彩加記者に聞きます。
今回の決定、東京都は
どういうふうに
受け止めているんでしょう。

鈴木≫都庁内からは東京都の意向が通る形となって
良かったという声が
上がっています。
今回、全国一斉の
停止となったわけですが
東京都が現在の運用方法
高齢者などに対して利用の自粛を求めることを
決める際にも国に対して
やっぱり全国的に
同じ措置をとるべきではないか
という要望はしていました。
また、その期間や
対策についてですが
少しずつ長引かせて
小出しにするよりも
一気に手を打ったほうが
いいのではないかという
思いがありました。
それは、当然経済とのバランスが重要なんですけど
ずるずると長引かせることは
良くない。
結果的には早く手を打って
集中的に、幅広にやることが
経済への影響を少なくなることに
つなげられるのではないかという
考えがありました。
小木≫国にはもう伝えていたという
話がありましたが
今回の決定前には
官邸とのやり取りはどんなものが

あったんでしょうか?
鈴木≫今朝の段階でも
国のほうからは
今月25日までにしてくれないか
という要請があったようですが
午後以降について
押し問答のようなものは
なかったようです。
実は取材をしていた中で
朝の段階では小池知事の会見は
午後7時に設定される予定と聞いていました。
それが8時、9時とどんどん
後ろ倒しになって
結局は午後9時15分から
始まることになったわけですが
それだけ
国としての方針を決めることに
難航しているという様子は
都庁内にも伝わってきていまして
当然、国が決めなければ
都としても会見を開けないという
状況でした。
その判断を固唾をのんで見守っていたわけですが
国としての方針が
入ってきた時には
小池知事もほっとしていた
様子だったということです。
小木≫鈴木さん、確認ですけども
都の意向が
全て通ったという話が