全面除外については
テレビで速報が出る10分前に
観光庁の現場に
知らされたそうなんですね。
政府全体として
Go Toは
つぎはぎの除外でいいから
継続をするんだという
大方針のもと
観光庁としても
一部の地域を除外する想定で
いろいろと制度設計に
取り組んできましたので
今回の決定は急転直下で
観光庁全体に
激震が走りました。
まさに今、観光庁として
当たっている作業は
事業者への補償の
制度設計です。
キャンセル料は今月24日までであれば
取らない方針なんですが
年末年始の書き入れ時のキャンセルによる
経済的損失は計り知れませんので
赤羽国交大臣は手厚く事業者に補償するとしました。
しかし、どれぐらい
補償するのかは全く白紙でして
まさに今、観光庁では
その辺りの制度設計が
始まっているようです。
小木≫観光庁も大変ですけども
当然、もっと大変なのは
事業者の皆さんです。
どんな声が上がっていますか?
延増≫つい先ほど複数の大手旅行代理店を
取材したんですけど
皆さん、落胆していました。落胆の色を隠しませんでした。
ある幹部は最悪のシナリオ
最悪の結末だと
悲痛な声が聞かれました。
というのは取材をした代理店では
Go Toの影響もあってか
年末年始の
国内旅行の予約は前年並みに
急回復していたんですね。
別の関係者は
勝負の年末年始だっただけに
経済的な損失は
計り知れないだろうと
嘆いています。
徳永≫本当にいろんな方々のいろんな思いがあると
思うんですけれども太田さん
政府の一時停止の判断は
本当に突然でしたね。
太田≫私も慌てて
夕方以降に取材したんですけど
どうも総理、官房長官それから関係閣僚
赤羽さんとか
西村さんだと思いますが
政権トップわずか数人の
即断だったと聞きました。
最後は総理だと
思うんですけれども。
現に、コロナを担当する
官邸の官僚の方に
電話してみたんですが
やっぱり直前まで知らなかったとおっしゃっていました。
徳永≫なぜ、即断のタイミングが
今だったんでしょうか。
太田≫やはり1つは
医療体制のひっ迫への
懸念があると思います。
分科会が金曜日に提言を出した
Go To一時停止ですよね。
あと、やっぱり人の流れを大きく左右します
若い方ですね。
若い世代の方に
どうもメッセージが
届いていないんじゃないか
ということが見えてきた。
これを早く止めないといけない。
年末年始迫っていますから
ある意味、今日が
ギリギリのタイミングでは
なかったと思うんですね。
そうした意味では
タイムリミットが迫る中での
追い込まれた形での
政策決定ではなかったか。
先ほど、官邸の吉野さんの
中継でもございましたが
ある政府関係者は
私に開口一番
こうおっしゃってたんですね。
世論調査で8割もの人が
止めてくれと言っている。
これが大きかったと
おっしゃっていました。
そして、事業のメリットが国民に理解されない中
まずは、やはり国民の不安を