先ほど、若い世代に届いていないという話がありましたが
先生、どういうふうに
思っていらっしゃいますか?
堀≫ビデオでもありましたが
え、そうだったの?という人だったりとか
テレビを見ない人だと
コロナって普通の風邪じゃないの?と
思う人がいて
危機意識の共有が
全世代になされていない
ということがあります。
この原因としては
テレビや新聞を
見ない人が
大変増えたということで
対策としてはSNSなど
メディア戦略を多様化することで
国民全体に
危機意識を共有するというような
新しい戦略が必要ではないかと。
特に我々のようなおじさん世代が言うのではなくて
若い世代の
オピニオンリーダーを通じて
メッセージを拡散すると。
そうすると受け止めもいいのかなと思います。
小木≫政府の分科会の提言でも
以前、いろんな方法で
発信をしていかなければいけない
という話もありましたが
それから、心配なのが
医療体制のひっ迫状況なんですが
コロナ以外の一般診療に
従事していた医師とか看護師が
コロナ対応に
当たらなければならない状況に
なってくるのではないかと
言われているわけなんですが
これは堀先生がイメージした
コロナ以外の
一般診療を担当する方々の
余力をイメージしたグラフですが
堀先生、この余力がだんだん
なくなっているということなんでしょうか?
これはどういう意味ですか?
堀≫最初、春先の緊急事態宣言のころは
皆さんが受診控えをしました。
受診控えをしたものですから病院は割と手が空いたというか
一般診療の医療関係者は
だぶつきました。
その分をコロナ対応に
回せたんですね。
しかし、その後は
春先の診療や手術を
延期していた人たちが
戻ってきて
通常の診療分に
上乗せされている。
通常のレベルが
点線の横の黒い線ですけど
これに戻ってきた人たちが
上乗せされて
負荷が増えていると。
そうなると診療の余力が
なくなって青い線のように
ずっと、右肩に下がっているということです。
コロナの重症医療を支えれば
一般診療が崩壊し
一般診療を支えれば
コロナの重症医療が破綻すると
どちらにしても崩壊は
避けられない地域が
今後増えてくると
予想しています。
小木≫一般診療の方を
回せるような状況ではないから
とにかく、全体の感染者数を
減らすしかないということなんですね。
堀≫医師や看護師の数は
限られていますので
そういった中で患者さんが
全体で増えると
対応しきれませんので
ぜひ、皆さんにも
協力いただきたいと思います。
徳永≫太田さん、そして一方今日、菅総理からは
医療現場への支援もするという
発言もあったんですが
政府としても
何としても医療現場を
救わなければならないという
思いではあるということなんですかね。
太田≫菅総理、現場へ
ようやく行かれたわけなんですが
週末、私のところに
メールが届きまして。医療現場の窮状を訴えておられる
都内の
現場のお医者さんなんですね。
やっぱり夏休みも取ってない
ボーナスカットもあった
それで、この年末年始を最前線で