2020/12/14(月) 21:54〜23:10 報道ステーション 政府「GoToトラベル」28日から全国で一斉停止へ[字]


削ることが大切じゃないかと
強調されたうえで
総理にはしんどい決断であった。
そういうふうに
言葉を締めくくっていましたね。
徳永≫ここからは
感染制御がご専門の
順天堂大学の堀賢教授に
お話を伺っていきます。
よろしくお願い致します。



まずGo To Travelですが
急転直下
全国一斉一時停止ということになりましたが
堀先生
これはどのくらいの効果があるというふうに
お考えですか?
堀≫そもそも人の移動を減らすことが
感染の抑制に
つながるということは
間違いないことですから
これによって、例えば大都市から地方へ
感染症を持ち出したり
ないしは旅行して
持ち帰ったりということが
防げますので
来年以降
緊急事態宣言を出すような局面を
回避できるのではないかと
思います。
ただし、効果が出るのは
まだ先で
足元の感染状況が急に
改善するわけじゃないんですね。
より早く都市部での感染拡大を
抑えるためには
やはり同居していない人との
会食の機会を
減らすことが最も即効性の
あるものだということです。
小木≫政府が先月25日に

勝負の3週間と
そういうふうに言ってから
あさっての16日で
ちょうど3週間と
なるんですけど
こちらは
日付が出てますけども
この1週間前の日曜日と比べて
それぞれの日曜日が
どのくらい人出が
増減したかという数字を
並べたものなんですけれども
大阪・梅田駅周辺ですけども
25%減ったという時も
ありましたが
そのあと、13%減。
そして、13日には17%逆に人が増えてしまっている
状況もありました。
東京の渋谷駅周辺で見てみますと
ずっと減ってはいるんです。
6%くらい。
それから0.8%
3.6%と
減ってはいるんですが
あまり大きな減り幅ではないということです。
この勝負の3週間について
堀先生は
どういうふうに
ご覧になっていますか?
堀≫これは広報戦略が

十分効いていなかったかなと思います。
また、対策の具体性に
欠けましたので
新規感染者が
下げ止まってしまった形です。
どの世代に届いていないのか
というのは
先ほど、太田さんの
コメントにもありましたが
20代、30代の
テレビを見ない世代
こういった人たちへ
なかなかメッセージが届いていなかったというところが
小木≫引き続き
堀先生にお話を伺っていきます。
こちら、東京都の
感染者の推移なんですね。
1週間平均で見ていきますと
11月に入ってからなんですが200人台だったのが
次の週には300人台
400人台と続きまして
ついには500人台。
こういうふうに
増えてきてしまっている
ということです。
勝負のというような呼びかけが
あったにもかかわらず
減るどころか
増加し続けているのは
どうしてなのか。