（一同　笑い）
（秋山）家では
しゃべらせてあげろよ　逆に。
三沢さんも　だから
かぶって出るとは→
最初　思わなかったけど
かぶった途端…。
（一同　笑い）
ねえ。ねえ。　弟子も止めるよね。
「いや　でも　それ　ファンのヤツが
作ったやつなんで」。
「いや　でも　これはね…
これはね　いいのよ」。
（秋山）「いやいや
いいじゃなくて」。
「いや　ダメですよ　出ちゃ」。
「これは　俺…→
俺しか　わかんないかもしれない。

これは　いい」。
「なんだ！　おい。
一般の人にもらったやつ→
着ようとしちゃってるよ　もう」。
「もう行くからな　俺は」。（秋山）「行っちゃった…！」。
「行っちゃった…！
みんな！　おい！」。
「ファンのヤツにいただいたので
リングに出ちゃったって！」。
ハハハハ…！
「ああー！」。
やってそう…。


で　ここからですねオサムさんは→
三沢さんの信頼を勝ち取りまして→
一般の普通の高校生ながら…。
すごい…！　マジすごいじゃん。
すごく　いい。
だって　来るって事ですもんね。
「あっ　ごめん→
ちょっと　これ　いい？」って…。
（オサムさん）そうです　はい。
いやいやいや！
もう　そんな　あの…→
もう…　事はないですね。
そこで　あんまりしゃべらないでほしいんですよね。
いいだろ！　いいだろうよ　もう。
オサムさんはすでに　この頃になりますと→
試合も気になるんですが
そんな事よりも→
選手のコスチュームにばかり
目がいってしまうように→
なっていました。
（秋山）そっちになっちゃった。
同じ　こう　青い生地でも→
自分が作ってる時の青い色と→
リングに選手が上がって
それを見てる時の青い色と→
テレビに映ってる時の
青い色と→
写真で撮って
雑誌に載った時の青い色が→
全部　違ったんですよね。

ええー！
（オサムさん）ですから　やっぱり
そういう色の違いっていうのを→
すごく見てましたね。
へえー！　プロだ。
プロレスの試合では
よく　リングの場外にね→
相手を鉄の柵に向かって
投げるなんてね→
場面ありますけれども。
ファンは盛り上がりますよね。
いけ　いけ！　ってなるんですが
オサムさんだけ→
「パンツ破けちゃうから　やめて～」
って思ってたそうなんです。
１人だけでしょうね
視点が違うの　会場で。
お客さんは
盛り上がってるんですけど→
自分は　もう
やめてくれ！　っていう…。
乱入しちゃうぐらいですね
オサムさんがね。
コスチューム引っ張られたら
エルボーで。
「コスチュームが破れるから
やめてくれよ！」。
実況席の前　立って　こう…。
（秋山）「なんだよ！」。
「なんか　あいつ

毎回　機材とかの前の時→
すぐ来るんだよ！」。
（一同　笑い）
オサムさん
少しでも壊れた衣装を見ると→
いても立ってもいられません。
破損がわかると　すぐに選手のもとへ飛んでいきます。
普通の衣装を
作ってる方っていうのは→
常に現場にはいないので