2020/12/15(火) 08:15〜09:55 あさイチ「ハレトケキッチン おうちクリスマス 幸せになる6品大公開!」[字]


お正月が近いじゃないですか。
ということで、そろそろ着物を
着ようかなと考えている方
いらっしゃるんじゃ
ないでしょうか。
僕がいる新宿区は染め物が
昔から盛んな地域で今でも
染め物関連の会社がなんと
80社ほどあるんだそうです。
きょうはそのうちの1つ
ことしで100年目を迎えた工房にお邪魔します。
早速、中に入っていきますよ。
入る前にちょっとアルコールを。消毒させていただきます。
失礼します。
新宿で染め物、初耳だと
思うんですけど、ご覧ください。
きょう紹介するのは江戸更紗(さらさ)といいます。
華丸さん
聞いたことありますか?
華丸≫初めてですね。


更紗?
更紗が分からないです。
古原≫江戸更紗について
こちらの方に話を聞きましょう。
高市さん。
高市≫はい。おはようございます。
古原≫江戸更紗
なんかエキゾチックな柄で
かわいいですね。高市≫インドのサリーという
ことばからきています。
柄数が多くて花鳥風月を描いていて
非常にあでやかで華やかですね。

古原≫江戸後期辺りから
入ってきたといわれています。
ちなみに高市さんが着られているのは?
高市≫上から下まで更紗です。
古原≫オール更紗です。
帯から着物から
すべて更紗でできております。
細かいですね。
柄もあでやかですね。
きょうは江戸更紗の中でも
染めの工程を後ほど見ていきたいと思います。
ここからの景色がすごいんですよ。
大吉さん、すごくないですか?
実は、1反が
13mほどの長さで
この工房自体が
15mほどあるんです。
ここまで長い工房を持っている

ところはなかなか少ないんだそうです。
注目すべきは
色使いがとてもきれいで
黒を基調とした江戸更紗
そして隣紺を基調とした江戸更紗
その隣はターコイズブルー
そして、えんじ。
ここは
色使いが豊富でございまして。
華大さん、お酒だったら
うれしいと思うんですが実はこれ染料なんですよ。
こういうものを、ずらーっと
全部200種類以上を調合して
色づかいで使っているということ
なんでございます。
次のお部屋に
行ってまいりましょう。
こちらのお部屋。
高市≫のりを落とす水槽と
染料を定着させるための蒸し器が
あります。
古原≫全部があるところって
なかなか少ないんですよね。
高市≫分業が進んでいて
蒸しは、そのまま
染めは1つ
ひき染めは1つ、分業作業が進んでいるんですが
こちらの工房は一貫して行ってい
ます。
古原≫こちらの部屋は。

高市≫板場といいます。
ここではなく
柄の部分を染める場所です。職人が今染めています。
古原≫そもそも江戸更紗の染め方
の特徴を教えてください。
高市≫型紙の枚数が多くて
多色です。
14枚のうちの
11枚目の色を入れていて
青色が入っています。
丸はけというはけを使って
すっていきます。
次の作業になると
送るという作業です。
型紙をずらしていきます。
古原≫ずれたりは
しないんですか?
高市≫目印があります。
今ちょうど作業をしていますがほしという名前なんですが
右上と左下にほしがあります。