西島様、クリスマスで毎年
食べるものがあるんですよね？
西島≫チキンです。
西島様も召し上がったことのない
山野辺シェフの
驚きのチキン料理をどうぞ。
（ＶＴＲ）塩の釜でうまみを
ぎゅっと閉じ込めた
ローストチキンでございます。
はらりとめくれば、鶏肉のだしが



たっぷりとしみこんだ
絶品、中国風おこわの
お目見えでございます。
豪快に丸鶏の下ごしらえを
始めるのは、山野辺仁シェフ。
西島様のリクエストを受け
中国料理の技法をさらに進化させた
オリジナルのクリスマス料理を
披露します。
近江≫山野辺さん、どんなふうに
下ごしらえをしますか？
山野辺≫まず鶏の
中の胴がらの部分を全部取り出すために
鶏の皮を１枚ぺろっと
むいちゃいます。
近江≫山野辺さんがしている
作業を図にしてみました。
丸鶏の手羽元から先の肉と骨
そして下ももから先の肉と骨を残して
身の部分は
皮だけにしていきたいんです。
そのためには、赤い線の部分を
切り離していくんですが
そのやり方を教えてください。
山野辺≫身と皮の間に
指を入れていくんですね。
くっついているところを
破かないように
はいでいくんです。
くっついているところも

はいであげる
そうすると、むけていけますよね。
そして、もものところの関節を取っていきたいんです。
白くなってるところ
あるじゃないですか
ここに少し包丁を
入れてあげるんです。
そしたら関節が
外れるじゃないですか。
こっちも同じように白いところ
ちょっと入れてあげて。
大吉≫家庭用の包丁ではちょっと。
山野辺≫きょうのはちょっとずばっといっちゃうので
気をつけないといけないんで。
これも鶏の呼吸です。
大吉≫西島さん
丸鶏を使って料理とかしますか。
西島≫やったことないですね。
近江≫家でできるんでしょうか
と思うかもしれませんが
「あさイチ」のスタッフ６人に試したところ
６人中６人成功したそうです。
意外とできるらしいです。
山野辺≫西島さんもぜひ。
華丸≫心の準備がいりますよね。
山野辺≫皮を取ると
こういうふうに皮１枚。
華丸≫ウエットスーツみたい。
近江≫ありがとうございました。
ここに

おこわを詰めていくということで。
華丸≫サムゲタンみたいですね。
山野辺≫いく前に中に
きょうはお米
先ほどのおこわを詰めていくので
下のほうをね
ちょっと縫っていきます。
袋状態にします。
近江≫まずは、首の部分ですね。
首を先に竹串で縫っていきます。
西島≫皮だけだとかわいいですね。
人形みたいな。
華丸≫着せ替えみたいですね。
山野辺≫口を塞いで
袋状態にします。
近江≫片方だけ開いている状態
です。
山野辺≫ここに、きょうは
炊いたおこわですね。
近江≫おこわが炊き上がってい
ます、こちらです。
華丸≫何おこわだろう？
山野辺≫もち米を使ってきょうはここで出たお肉を入れています。
近江≫このおこわを。
華丸≫おにぎりみたいにしてごろんと。
山野辺≫熱いですからね。
華丸≫そういうほうが
入れやすいんですよね。
近江≫鶏皮に入れることによってうまみが出るんですよね。
山野辺≫鶏のうまみがお米の中に