2020/12/15(火) 16:40〜18:45 スーパーJチャンネル[字]


違うところもありますので
ちょっと整理したほうが
いいかもしれません。
延増≫利用者の皆さんには

なかなか複雑怪奇な制度になっているので
混乱は免れないかなと思います。
小松≫そうした中で来年の1月11日まで続くという
Go To Travelの
全国一斉停止なんですが
来月11日以降


どうするかについて菅総理は
その時点での
感染状況などを踏まえて
改めて判断すると答えました。
ここで改めて政治部の野中さんです。
もし、その時に感染が
収まっていなかったとした場合
政府は次の一手を
考えているんでしょうか?
野中≫まず
緊急事態宣言なんですけれども
現時点では検討されていません。
官邸関係者からは
国民の理解が
得られないという声が
聞かれています。
更に、ある政府高官は
宣言を出したとしても
国民に危機感を持ってもらう以外の理由は
思いつかないと話していて
実質的な意味は
ないという認識なんです。
もう1つ、来月11日以降の
Go To Travelの
一斉停止がどうなるかですが
全国一律に再スタートといった
対応ではなくて
各地の感染状況ですとか
どのステージに該当するかを
考慮して

自治体側とも調整しながら
対応することになりそうです。
小松≫あとは延増さん事業者の方
旅行会社もそうですし
旅館など
観光業に従事される皆さん
停止によって受ける影響は大きいですね。
延増≫悲痛な声が聞かれます。
私が取材をした大手旅行代理店では
年末年始の国内旅行が
予約が前年並みに
急回復をしていまして
それが蒸発してしまうのではと
懸念の声が聞かれました。
ただ、一方でこんな声もありまして
ある大手航空会社の幹部は
痛いのは痛いが県またぎの移動の自粛を
呼びかけているわけではないので
最悪の状況はしのいでもらっているかなと
前向きな考えを示しています。
緊急事態宣言が出された時
羽田空港は
本当に閑散としました。
あの最悪な状況に比べればという
前向きな考えですね。
そして、政府は
もう1つ、Go Toが
2月以降も延長するということが
決まりまして
そこに投入される予算が

1兆円規模になる見込みです。
春の旅行シーズンで
反転攻勢へと
国交省は意気込んでいます。
小松≫渡辺さん、ここまでお聞きになっていかがですか?
渡辺≫このニュースは
どこを取材して取り上げるか
どこを切り取るかによって
本当に景色が変わります。
それだけ複雑なニュースだと
思うんですね。
Go To Travelに
関して言えば
やはり、政治部の
リポートにもありましたが
勝負の3週間という
正念場と言いながら
強いブレーキを踏まずに
Go Toを続けてきた
この矛盾に
やっぱり専門家や世論が
いったん止めるべきという
声を上げた。
それを
ようやく受け取って動いた。
もう1つ、政治的に言えば
来年は総選挙の年ですから
当然、政権批判に
つながるようなことは
できるだけ小さくしたい。