2020/12/15(火) 21:00〜22:00 ニュースウオッチ9▽医療支援態勢の行方▽米選挙人投票で過半数獲得バイデン氏[二][字]


病床の確保など、医療提供体制を
強化するために、
緊急包括支援交付金を増額する費用として1兆3011億円。
地方創生臨時交付金を拡充する費

用として1兆5000億円。
各都道府県が飲食店に営業時間の
短縮や休業を要請する際の協力金
などの財源とします。
次に、
ポストコロナに向けた経済構造の


転換などを後押しする経済対策で
す。
中堅・中小企業が事業転換を行うための設備投資などを補助するた
めの費用として1兆1485億円。
行政サービスのデジタル化を進め
るため、地方自治体のシステムを
統一する費用などに1788億円。
脱炭素社会の実現に向けて基金を
創設し、
野心的なイノベーションに挑戦す
る企業を、
10年間継続して支援する費用と
して2兆円を計上します。
さらに、国土強じん化の推進のた
め、
風水害などへの対策や、
インフラの老朽化対策などの費用として、2兆2604億円が盛り
込まれました。
過去最大の予算を計上する一方、
財政健全化が課題となっています。
新規の国債発行額は、今から30年前は7兆円余りでした。
その後、増加傾向が続き、
リーマンショックに伴う景気対策などで、
2009年度には、
国債発行は過去最大の51兆円余りに。
そして今年度は、新型コロナウイ
ルス対策の巨額の歳出を賄うため、
大量の国債発行を余儀なくされ、
その額は112兆5539億円に上ることになりました。
過去最大だった2009年度の2

倍以上にもなり、
歳入に占める国債の割合は64%
を超え、過去最悪の状況です。
財政健全化について、麻生副総理
兼財務大臣は。
>>補正予算案のねらいについて、
担当記者は。
>>Go
Toトラベルの全国一斉での停止も決まった今、最優先の課題は、
感染の拡大をいかに抑え込むかで
す。
今回の補正予算案では、
医療体制を強化するための費用が盛り込まれていますが、
厳しい状況が続く医療従事者を支
え、
機能不全に陥ることを防ぐ対策が
しっかり機能するのか、注意深く
見ていく必要があります。
>>今後の焦点については。
>>補正予算案の編成が終わり、
次の焦点は、
来週まとめる予定の来年度予算案
に移ります。
財政状況が一段と悪化する中、感
染拡大の防止に経済構造の転換、
そして財政健全化という3つの重
い課題に対し、いかにバランスを
取りながら、効果的な予算を組め
るかが問われています。
>>続いてはこちらです。

今こそページをめくるときだ。こう述べたのは、
アメリカ民主党のバイデン氏です。
先月の大統領選挙で選ばれた選挙人による投票が14日行われ、
バイデン氏が過半数の票を獲得し
ました。
>>有権者による投票から1か月
余り。
これで結果が覆る可能性は、事実
上なくなったと見られています。
果たして、新たな歴史のページは
めくられるんでしょうか。
>>ニューヨークの病院。
報道陣の注目を集めていたのは、
アメリカの製薬大手、ファイザー
と、ドイツの企業、ビオンテック
が開発したワクチンです。
アメリカでは、
FDA・食品医薬品局が緊急使用
の許可を出し、
患者の治療に当たる医師や看護師
らを対象に14日、ワクチンの接
種が始まりました。
>>感染収束に向けた期待が高まるニュースの一方で。
>>全米での死者は累計で30万
人を超えました。
人の移動が多かった先月下旬の感
謝祭を境に、1日の感染者数が2
0万人を超える日が相次いでいま
す。
今後、クリスマス休暇なども控え、