2020/12/16(水) 13:05〜13:40 列島ニュース[字]


高知県宿毛市で、きのう
養鶏場の関係者から
ニワトリおよそ40羽が
死んでいると連絡があり
その後の遺伝子検査で
H5型の
鳥インフルエンザウイルスが
検出されました。
これを受けて県はけさ
鳥インフルエンザウイルスの



防疫対策本部を
立ち上げて、会議を開き
県の幹部など
およそ40人が出席しました。
このなかで県の担当者が
ウイルスが検出された養鶏場から
半径10キロ以内が
搬出制限区域に指定され
県内の一部が含まれているものの
区域内に県内の養鶏場は
ないことを
報告しました。
また、県内へのウイルスの侵入を防ぐため
県境に近い
愛南町内の国道56号線に
消毒ポイントを設けて
高知県側から愛媛県側に向かう畜産関係の車両の消毒を
行うことを確認しました。
県によりますと
県内で100羽以上の
ニワトリなどを飼育する農家
109戸については
これまでに異常がないことを
確認していて
今後、農家に消毒用の石灰を
配布することにしています。
県内の一部が
搬出制限区域に含まれるのは
今回が初めてです。
松山城で新しい年の訪れを前に

ことし1年間の汚れや厄を取り除く
年末恒例の
大掃除が行われました。
ことしの大掃除は感染防止のため
例年より人数を減らし
マスクの着用を徹底するなどの
対策を取ったうえで行われました。
参加した人たちは
建物を傷付けないように
ささを使ったほうきで
城の天井や軒下のほこり天守最上階のすすを払うなどして
この1年でたまった汚れを
掃除していました。
きょうは愛媛県のキャラクター
みきゃんなども参加しました。
松山市によりますと
去年1年間に松山城の
天守を訪れた人の数は
およそ51万人だったのに対して
ことしは1月から先月末までで
20万人ほどにとどまっているということです。
保存修理の工事中でも
道後温泉本館の魅力を知ってもらおうと
松山市が始めた
漫画家、手塚治虫さんの作品
火の鳥との
コラボレーションアニメの
完結編が公開されています。
国の重要文化財
道後温泉本館は

日本最古ともいわれる温泉の1つで
去年1月から
営業を続けながら
保存修理工事が行われています
松山市では工事中でも
道後温泉の魅力を広めようと
手塚治虫さんの火の鳥と
コラボレーションしたアニメを
発信していて
その完結編となる第3話が
先月から道後温泉の公式サイトなどで
公開されています。
一連の作品は
手塚プロダクションが手がけ
これまでは道後温泉の歴史をモチーフにした
物語でしたが
第3話では
工事が進む今の姿のほか
100年後も立派に残る
未来の様子が描かれています。
松山市によりますと
アニメーションの
プロローグと1話が
去年5月に公開されて以降
再生回数は100万回を
超えているということです。
松山市の野志市長は
今後も輝き続ける道後温泉を
描くなど
すばらしい作品なので