2020/12/18(金) 08:00〜08:15 【連続テレビ小説】おちょやん(15)「うちのやりたいことて、なんやろ」[解][字]

(富士子)お昼のお弁は茶屋の方でご用意さしてもろてます。
千代ちゃんたち岡安のみんなは
シズさんがおれへん中→
団体客のお相手に奮闘しておりました。
そういえば 女将さん どないしたんや?ちょっこと体の調子が。
大事あれへんか?
おおきに。 大事おまへん。
(延四郎)何で!? 何でいてるんや!?
(シズ)何でて…あんさんが ここで待ってるって→
言わはったんやあれしまへんか。
ほんまに よう来てくれた。ほんまに うれしい。
♪♪「オレンジのクレヨンで
描いた太陽だけじゃ」
♪♪「まだ何か足りない気がした」
♪♪「これは夢じゃない(夢みたい)」
♪♪「傷つけば痛い(嘘じゃない)」
♪♪「どんな今日も愛したいのにな」
♪♪「笑顔をあきらめたくないよ」
♪♪「転んでも ただでは起きない」
♪♪「そう 強くなれる」
♪♪「かさぶたが消えたなら」
♪♪「聞いてくれるといいな」
♪♪「泣き笑いのエピソードを」
♪♪~
(熊田)荷物 それだけでええのんか?
(百合子)この身一つあれば
役者はできるから。
今日は 別れの日やな。
え?
今朝 延四郎さんも


出ていきはったわ。
私は まだまだ 辞めるつもりはないわ。
(笑い声)
お待っとさんだす。
どうぞ。(かめ)いつも おおきに。
どうぞ。 すんまへん。
はあ~。ほんまに こないなもんでええんかいな。
これがええんだす。
昔 よう あんさんと食べましたなあ。
そやったな。
ほんで?
わてに話ししたいことって何だす?
それやねんけどなあ…。
顔見てたら もう
どうでもようなってしもた。
何だす それ。
あほみたい。
20年前のあの日 わてが 約束破って
ここに来えへんかったこと→
恨んではりますか?
あん時 あんたが来えへんかってほっとしたんや。
私もな 会うて あんたに
別れ話 しようと思うてたんや。
そやから 恨むも何もない。
あんたが私に負い目を感じることは何もあれへんのや。
相変わらず 板の上以外では
芝居が下手くそやこと。
わては 自分で この人生を選んだんだす。
芝居茶屋の女将になったこと→
悔やんだことなんか


いっぺんもあれしまへん。
せやさかい おおきに。
今のわてがあんのはあんさんが支えてくれはったおかげだす。
何としても それだけは言うときとうて…。
おおきに 延四郎さん。
ほんまに おおきに。
私の方こそ おおきに。
ハハハ。
フッ…。
♪♪~(歌声)
チエちゃん。おおきに。チエちゃ~ん!
お待っとさんだす。
(ハナ)何だす。
また どこぞから
逃げてきはったんかいな。
ハハハハハ。
その節は ありがとうございました。
活動の方へ行かはんのやてな。
はい。
千代に 御用だすやろか?
ええ。 最後に ちょっと顔を見ようと思いまして。
お待っとさんだす。
チエちゃん。 チエちゃん!チエちゃん こっちもお酒。 熱燗な。
へえ ただいま。
誰がチエちゃんや。
やっぱり このまま行きます。
向こうでのご活躍 期待してますさかいな。
♪♪「カチューシャかわいや」
♪♪「わかれのつらさ」
♪♪「せめて淡雪」

♪♪~
♪♪「カチューシャかわいや」
♪♪「わかれのつらさ」
♪♪「せめて淡雪とけぬ間と」
♪♪「神に願いをララかけましょか」
♪♪~
お待っとさんだす。(玉)お待っとさんだす。
おい ヨシヲ。 お前 何か歌え。
聞いとんのか ヨシヲ。
♪♪~