2020/12/18(金) 16:20〜16:35 【連続テレビ小説】純情きらり(135)「思いがけない帰還」[解][字]

♪♪~(テーマ曲)
♪♪~
≪♪♪~(「セントルイス・ブルース」)
♪♪~
(秋山)どうだい?(高橋)うん…まあ いいんじゃないか。
(桜子)いいですか?
いいも何も いいんだよ。 なっ?
(岩佐)
まっ 女にしちゃ いい腕かな。
ありがとうございます。
名古屋の演奏会 よろしく頼むぜ。はい。
ただいま!
びっくりした。 キヨシ君 戦地から戻っとったんだね。 おめでとう。
治さんと耕助さんも。
(耕助)お久しぶりです。
(治)俺ら 兄貴の会社で
働いとるんです。
いや いいですよ 兄貴の会社は。
もうねジャンジャン もうかってますから。 ね。
キヨシ君 早く 「山長」に行って
仙吉さんらに 顔 見せんと。
みんな どんなに喜ぶか。
(キヨシ)「山長」はもう どうでもいいんだよ。
えっ?
桜ちゃん。
俺 あんたを迎えに来た。
これからの世の中は 金だよ。金さえあれば どうにでもなる。
桜ちゃん 俺と一緒になってくれ。
一緒に 東京に行こう。
よっ ご両人!


よっ!
(キヨシ)桜ちゃん いいよな?
ごめん。 キヨシ君。
私… どうしても
そういう気になれん。
大将の事が 忘れられんのか?
あの人は 死んだんだよ。桜ちゃん。
あんたの幸せを願いながら
死んでいったんだ。
俺なら あんたを幸せにできる!
ごめんね…。
ホントに ごめんなさい。
(杏子)大した贈り物ね。 これ。砂糖に 肉の缶詰に チョコレート。
一体 何で稼いだのかしら?
キヨシさん。
(浩樹)多分 ヤミだろうな。→
今時分 急に金持ちになれるってそれしかないから。
(笛子)物不足で
困ってる人の弱みにつけ込んで→
荒稼ぎしとるんだ。
あ~ 嫌だ嫌だ。
悪気は ないんだよ あの人も。
桜ちゃんに認めてもらいたい一心なんだで。
(笛子)大体
品がないじゃんねえ。→
こんなお金で
人を押し倒すような やり方。
えっ?
うん?
あっ 何でも…。 おい 行こう 幸。


さっちゃん。 これも持ってきな。
キヨシさんの事は いいけど→
あんた やっぱり 誰とも結婚する気はないのかん?→
せっかく 平和な世の中に
なったんだもん。→
あんたも このまま一人じゃ
寂しいでしょう?
うん。
私は 戦争で 人の命がはかないもんなんだって→
つくづく 分かっちゃったからな。
桜ちゃん。 結婚って いいもんよ。
私も 最初の結婚に失敗して→
同じように 臆病になった事があるから 分かるけど→
幸せってね
そんなに難しいもんじゃないの。
自分の手で拾おうと思えば
そこに あるもんなの。
うん。
来い 来い! あ~ インケツか~!おっ カブだ!
だあ~!
陸軍さん。 そこ 閉めとくれん?寒くて いかんわ。
(マサ)
<次の日は かねの一周忌でした>
(かね)「あなたのために作らせた
花嫁衣装です。→
桜子さん。 あなたは名前のとおり
生まれ変わって→
もう一花 美しい人生の花を
咲かせて下さい」。
桜ちゃん。

お姉ちゃんが 帰るって。
もう帰るのかん?
駅まで送ってくね。
いいよ。
杏ちゃんが送ってくれるで。
あんたは 「山長」で
法事があるでしょ。うん。
桜ちゃん。
あんたは まだ若い。
あんたの人生は