2020/12/18(金) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(136)「思いがけない帰還」[解][字]


お通ししますか?
留守だと言ってくれ。

けど 大将!
人として どんなもんかね!?
野木さん。ん?
大将。 明日 座敷で→
当主の披露目の会をする事になっとります。
そうか。
若女将も お呼びしますで→
そのあとで ゆっくり
お話ししておくれましょう。
お互い 積もる話も
おありるだらあで。
若女将。 明日 大将の
披露目の会をやりますで→
その時に もう一度
おいでて頂けますか?
明日?
大将はお帰りになってから このかた→
誰とも


話をなさりたがらんです。→
今日のところは…。
ただいま。
おじいちゃん。
(徳治郎)聞いたぞ~!
坊ちゃん
帰ってこられたそうだな!
うん。
(徳治郎)めでたいじゃないか! うん!
落ち着いたら 祝いを持って
挨拶に伺わんとな。
私 今日 達彦さんに会えなかった。
何で?
♪♪~
(マサ)<翌日は→
従業員と来賓を集めての
当主の披露目の席が→
「山長」で持たれる事に
なっていました>
(仙吉)野木さん。
大将を呼んできておくれん。
さっき 一遍 声 おかけしただが
行ってきましょう。
大将。 みんな待ってますで
どうぞ おいでて下さい。
よろしいですか 大将。
男というもんはですね…。
(カラスの鳴き声)
え~!?
もう ちいっと…。

(小声で)大変だわ。大将の姿が どこにも見えん。
(小声で)くまなく捜したか?
(小声で)全部見ました。
どこに おられるだらあ?
外に行かれたかな?
(仙吉)平助。 大将 捜してこい!
(平助)はい!
仙吉さん。 私も捜してきます。
はっ お願いします。
達彦さん。
みんな 達彦さんの事 待っとるよ。
お店の人も
達彦さんが帰ってきた事→
心から 喜んどる。
有森…。お母さんも 待っとった。
最後の1年半 私
お母さんと一緒に おったんだよ。
2人で 達彦さんの話 して
達彦さんの帰りを待って→
肩 寄せ合って
暮らしてきたんだよ。
達彦さんの帰ってきた姿
お母さんにも見せてあげたかった。
有森…。
悪いが… 今の俺に何も期待しないでほしい。
♪♪~
俺との間にあった事は忘れてほしい。
♪♪~
すまないが… 忘れてくれ。
♪♪~

2020/12/18(金) 16:35〜16:50
NHK総合1・東京
【連続テレビ小説】純情きらり(136)「思いがけない帰還」[解][字]

昭和初期から戦中戦後、愛知県岡崎と東京を舞台に、有森桜子が時代に翻弄されながらも音楽への情熱を絶やさず生きる姿を描く。2006年放送の連続テレビ小説。

詳細情報
番組内容
皆の喜びとは裏腹に、達彦(福士誠治)は一人きりで過ごすことを望み、店のことにも顔を出そうとしない。桜子(宮�アあおい)は仙吉(塩見三省)に気にしないよう言われるが、達彦の異変にとまどってしまう。そんな折、「山長」で当主の披露目の会が催され、桜子も若おかみとして招待される。ところが、その会に達彦は現れず、皆が探す中、桜子は外で悄(しょう)然とたたずむ達彦を発見。達彦の心を覆う戦争の影に気づく。
出演者
【出演】宮�アあおい,井川遥,福士誠治,八名信夫,高橋和也,塩見三省,【語り】竹下景子
原作・脚本
【脚本】浅野妙子,【原案】津島佑子
音楽
【音楽】大島ミチル


ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ