2020/12/18(金) 22:00〜22:30 フェイク・バスターズ「“選挙とフェイク”」[字]

ネット上に飛び交う…
何が事実で 何がフェイクか。
信頼できる情報を見極めるにはどうすればいいのか。
今回のテーマは…
2020年 我々は選挙を巡る不確かな情報が→
社会を混乱させている現実を
改めて思い知らされた。
激戦の末 バイデン氏が勝利した→
アメリカ大統領選挙。
さまざまなフェイクが 次々と作られ→
拡散されていった。
例えば Twitterに投稿された この動画。
バイデン氏が トランプ氏のことを→
ジョージ・ブッシュ元大統領と
呼び間違えたように見せている。
トランプ氏は以前から→
バイデン氏は 認知症だとする主張をしていたこともあり→
この動画は
それを裏付ける証拠だとして→
200万回以上 再生された。
だが 実際は→
バイデン氏が
「ジョージ」と呼んでいたのは→
インタビュアーだった
ジョージ・ロペス氏のこと。
発言を 意図的に編集された→
フェイク動画だった。
投票用紙が
道路に捨てられているように見える→
これらの写真。


「トランプ氏への票が不正に廃棄された」として投稿され→
およそ2万回リツイートされた。
しかし 使われていた写真は→
2年前の
全く別のニュースのものであるなど→
フェイクだということが
明らかになっている。
トランプ氏自身が 「選挙に不正があった」と
いう投稿を拡散し続ける中→
それに同調するように→
同じようなフェイクが次々と広まった。
長年
フェイクニュースと戦い続けてきた→
ジャーナリストのカイリー氏。
SNSで 急速に拡散されている情報をチェックし→
それが 事実かどうかを検証する
「ファクトチェック」に取り組んでいる。
しかし
いくら ファクトチェックを行っても→
それを受け入れようとしない人たちが
後を絶たないという。
選挙を巡る フェイクの氾濫。
その兆しは 日本でも現れ始めている。
我々は どう向き合えばいいのか。
(宇野)よろしくお願いします。
あれから4年たって
ぶっちゃけ どうだったんですか?
状況っていうのは
これ 改善したんですか?
…っていうのを すごく間近にして。


相手に対して まあ…
それは…
事実上の1対1で戦っている。
≪ありがとうございます。
11月に行われた→
いわゆる
「大阪都構想」の賛否を問う 住民投票。
≪頑張ろう!
大阪市を廃止して 4つの特別区に再編するという案を巡り→
賛成派 反対派が 激しい論戦を繰り広げ→
僅差で否決された。
この住民投票では
SNSを中心に→
さまざまな うわさが
飛び交った。
都構想で…
そして 陰謀論。
AIを使って SNS上の投稿を
24時間 分析しているベンチャー企業。
今回 拡散された情報には
ある傾向があったという。
政党や住民団体が
大量に配布したチラシの中にも→
誤解を生む表現が いくつもあった。
都構想を推進する大阪維新の会が作成したチラシ。
都構想が実現すれば→
「消防車の到着時間が早くなる」と断言している。
しかし 大阪市消防局に確認すると…。
チラシの内容について大阪維新の会の代表だった松井氏は→
10月の住民説明会で

次のように答えている。
消防車の到着が早くなると断言していた
チラシの内容は→
「将来の可能性の話」と説明した。
一方 反対派の議員や→
住民団体などが作成したチラシにも→
不正確な内容があった。
「都構想が実現すれば→
大阪市の水道料金が引き上げられる」という主張が→
複数のチラシに掲載されていた。