2020/12/18(金) 22:00〜22:30 フェイク・バスターズ「“選挙とフェイク”」[字]
大阪市水道局に確認すると…。
チラシを作成した
複数の住民団体や 議員に尋ねると…。
どの団体も 同じ回答だった。
それぞれのチラシに書かれていた消防と水道料金に関する主張は→
SNSでも 議論の的となった。
賛成 反対双方の支持者たちが→
お互いに相手を
「デマ呼ばわり」する投稿も相次いだ。
沖縄県に住む ゆいは→
実際に 選挙を巡るフェイク情報に振り回された→
苦い経験がある。
(飛行音)
うるさ~い!
2年前に行われた沖縄県知事選挙。
アメリカ軍普天間基地の→
辺野古移設阻止を掲げた玉城デニー氏と→
県民の所得向上を最優先に掲げた→
佐喜真 淳氏。
2人の事実上の一騎打ちとなった
この選挙では→
候補者を
おとしめるような情報が→
多数 拡散された。
当時 大学2年生だった ゆい。
選挙が近づくにつれ 友人たちとも→
選挙の話題で盛り上がるようになっていた。
そんな時 Twitterに流れてきた→
ある投稿に 目が留まった。
それは 玉城氏の公約が→
佐喜真氏に比べて文字数が少なく→
政策の中身が薄いという
投稿だった。
書き込んだのは
匿名のアカウントだった。
これを きっかけに ゆいは→
玉城氏への批判的なコメントを自ら探すようになる。
中国の手下?
沖縄が中国に盗られてしまう?
超豪華別荘との関係?
ところが 投票の3日前のこと。
地元紙に掲載されていたのは→
ネットで拡散されていた候補者の情報を記者が検証した記事だった。
ゆいが信じていた→
公約の文字数についての投稿も取り上げられ→
実際には 玉城氏の政策集の方が
文字数が多く→
投稿は誤りだと指摘されていた。
候補者を おとしめるフェイクは双方に飛び交い 選挙戦に影を落とした。
当時 佐喜真氏の陣営で
選挙対策の指揮を執った松本氏は→
次のような声明を発表している。
投票日まで 残り僅か。
ゆいは 複数の新聞を読み比べるなど→
2人の政策を 一から調べ投票先を選び直した。
しかし
誤った情報を教えた 友人たちには→
それを 投票日までに
伝えることはできなかった。
選挙にまつわる フェイク情報。
どうすれば 見抜くことができるのか。
アカウントが
実名なのか 匿名なのかっていう→
まず なんか
そういうところから→
あの~ 一つ一つ
チェックしていくっていうのが→
結構 重要なんじゃないかなと
思います。
…っていうようなことを
一つ一つ見ていく中で→
これは 信用できるのかなっていう
判断をしていくっていうことが→
ユーザーレベルでは 求められるんじゃないかなと
思いますけど。
なので…
それは どんな人でもそうなんだってことですね。
これ まあ「確証バイアス」と
いわれているものなんですが…。
確証バイアスとは 自分の思い込みや→
信じたいものに近い情報ばかりに目が行き→
それ以外の情報は
無視してしまいがちなこと。
逆に 自分の考えと同じであれば→
間違った情報でも信じてしまいやすいのです。
で 確証バイアスで
自分が信じてる…→
自分が…
YouTubeの「おすすめ」も そうで結局 これが面白いなと思って→
1個 見終わっちゃうと
その横には また→
これも好きですよねって
出てきちゃうから→
それに あらがって…
ここで デジタル時代を生き抜くためのバスターズノート。
選挙を巡るフェイク情報は
どのようにして 私たちに忍び寄るのか。
きっ抗した勢力が 対立する選挙ほど
フェイクが飛び交いやすい。
まず このことを知っておこう。