2020/12/21(月) 08:00〜08:15 【連続テレビ小説】おちょやん(16)「どこにも行きとうない」[解][字]
うれしかった。
うちも あほや。
この8年は何やったんや。
こないに悔しいことあれへん。
おいとま貰たら里帰りしたろかな思てんねん。
弟にも会いたいし。
ええやん。
俺のお父ちゃんが迎えに来るのは
あの世に行く時やさかいなあ。
何やの それ。
それまで悔いの残らんようやりたいことやっとかな。
ほな 行てくるわ。
あっ ちょ…。
ちょっ…。
♪♪~
回想
(ヨシヲ)姉やん。 はよ戻うてきてや。
♪♪~
気を付けて。 また来てや。
思てたとおり 器量のええ子になっとった。
うん。 あねやったらどこへ出しても恥ずかしないど。
(赤松)その自慢の娘から
家には帰らんて言われたんやろが。
(青田)おんどれ どねしくさんねん。→
娘の身ぃ売り飛ばさなわれの借金 どねもこねもならぃんで。
大事あれぃん 大事あれぃんて。
明日は絶対 千代に話つけて身売りでも何でもさすさけ。
奥の手ぇ あんねん。
(赤松)そうけ。 ほな 頑張り。
われのためにもな。
酒 くれるか。へえ。
(雛乃)どないしはったん?
いや 何でもあれへん。
(富士子)今まで よう頑張った。
何で辞めんの?
あんたがいてへんようなったら
えらい寂しいやんか…。
(泣き声)
ちょっこと待っとくれやす。辞めるて 誰がだす?
そら あんたに決まって… えっ?
(かめ)あれ?
(富士子)おかめさんの早合点
えらい広まってんな。
うちの涙も返してほしいわ。
けど おかげさんで よう分かりました。
皆さんが うちのこと どんだけ
大好きなんか。
てんご言うただけや。
せや 冗談や 冗談や。
(椿)おちょやん。
故郷 帰るんやてな。
この先 あんたの ほげた
聞かんかて済む思たら 清々するわ。
(笑い声)
それ ただの噂だす。
(3人)えっ!
ご苦労はんだす。ご苦労はんだす。ごめんやっしゃ!
(テルヲ)千代。 ちょっとええか。
お父ちゃん…。
2020/12/21(月) 08:00〜08:15
NHK総合1・東京
【連続テレビ小説】おちょやん(16)「どこにも行きとうない」[解][字]
岡安で働き続けることを決めた千代(杉咲花)の前に突然、父テルヲ(トータス松本)が現れる。時を同じく、天海一座が道頓堀に戻ってきた。そこには、一平の姿もあった。
詳細情報
番組内容
千代(杉咲花)が芝居茶屋「岡安」で奉公して8年が経ち、年季が明けた千代は、そのまま岡安で働くことを決めた。その矢先、父テルヲ(トータス松本)が突然、千代の前に現れる。テルヲは千代に一緒に暮らそうと持ちかけるのだった。その頃、天海一平(成田凌)と須賀廼家千之助(星田英利)の天海一座が久しぶりに道頓堀に戻ってきた。久々に再会した一平は、芸子遊びばかりで、芝居に真剣に取り組んでいるようには見えなかった。
出演者
【出演】杉咲花,成田凌,篠原涼子,トータス松本,名倉潤,宮田圭子,楠見薫,土居志央梨,仁村紗和,星田英利,西川忠志,板尾創路,中村鴈治郎,【語り】桂吉弥
原作・脚本
【作】八津弘幸
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ