いたたまれない気持ちもしますね。
≫いかがですか？
≫自分に置き換えて考えると
めっちゃ腹立ってくるんです。
お父さんのことが
まず一番
ペコペコしてたとか
ああいうのは事実と違ったって

言いたいですし、４４０万円って
太田さんにとって
そんなに、もらってもっていう。
ないよりはいいと思いますけど
向こうが負けたっていう感じになるんだったらいいですけど
ちょっと納得いかないです。
謝罪広告のほうが
絶対いいと思うんです。
全体的に、向こうが控訴して
次ぎ、戦う証拠が
あるのかどうかっていうのも
すごく気になりますし


Ａさんが出てこないんでしょ。
絶対出てこれないっていう。
≫Ａさんが出てくることは
ないんでしょ？
≫恐らく新潮社は難しいと思う。
取材料を秘密にするから
という信用を得て
取材をしているわけですから。
≫だから、以前清原さんがおっしゃってた時
太田さんのほうが
若干、不利かもしれませんよ
というのは
今までの事例として
こういった
名誉毀損の案件っていうのは
どっちかっていうと
こういったケースの場合は
タレント側に不利な判決が
下ったってことなの？
≫一般的にそう言えると思います。やはり壁が高いんですよね。
なかなか難しいと思います。ですから今回も
私、判決を全部見ていませんが
じゃあ新潮社としては
この記事を出すに当たって
ほかにどんな取材をすれば
良かったんですかと。
それを具体的に裁判所が
示せるかどうか
私はそこが一番見たいと
思ってるんですけどね。

≫中村さん、言い換えれば
雑誌社のほうも新潮社だけでなく
文春さんだってそうでしょ。
法律のこと
何百回って裁判やってるわけだから
ここぐらいまでだったら
まあ訴えるっていわれたって
大丈夫だろうみたいなラインって
もう分かってるでしょ。
≫媒体の性格とか
あとは記者個々人の判断にも委ねられるところがあるので
一概にこうだとは
言えないんですが
これまで書いてきたとか
過去の記事とか
そこら辺を踏まえて
記者も取材をして
書いている部分がありますから
おっしゃるようにここら辺くらいまでは
大丈夫だなという部分は
恐らくあると思うんです。
≫中村さんが長年
ジャーナリストでやってこられて
今回のって、どうなんですか？
ありなんですか、なしなんですか。
≫最終的に「週刊新潮」が
記事として出したということは
事実としてあります。
２０１８年の
夏の合併号なんですよね。

それで、５ページのかなり大きな特集で
やっていたんですけど
私が一番注目したのは
その当時からなんですけども
やはり対価８００万円の受け渡しに関して
３行ぐらいしか
書いてないんですよ。
自分で見ても、個人的には弱いと。
普通だったら８００万円の受け渡しの
一番いいのは
物的証拠。振り込みの証拠がありましたとか
もしくはその時に
相手の裏口入学ネットワークの
顧問みたいな方と父親との
対話がどうだったのかとかそういうお金の
やり取りに関しての
ディテールをもう少し
詰めていかないといけないと
私は思ったんですね。
≫お話、いろいろ出てますけども