2020/12/21(月) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(138)「思いがけない帰還」[解][字]


私 何聞いても驚かんから。
俺は… あいつを見捨てたんだ。

俺は 重傷を負って動けんあいつを塹壕に残して退却した。
あいつは… 若山は
姉さんの話ばかりしてた。
両親が早くに死んで
ずっと2人暮らしだったそうだ。
姉さんが あいつの服を繕い
食事を作り 働いて…。
大学まで行かせた。
自慢の弟だったんだ。
俺は… 俺は…。
お話は 分かりました。
弟のために
ご足労 ありがとうございました。
本当に 申し訳ありませんでした。
どうか お許し下さい。
許しません。
許してしまったら弟が浮かばれないからです。
この戦争を 私は


許さない事に決めたんです。→
この戦争が
よい事 正しい事だ→
戦うべき価値があるんだと
弟を奮い立たせて→
戦場へ送り込んだ人達の事も…→
それを止めなかった自分も。
ですから
あなたの事も許しません。
あなたには 未来がある。
でも 弟には ないんです。
達彦さん。
私の代わりに→
達彦さんが向こうに行って
戦ってきてくれたんだね。
一番きつい 一番厳しい場所で。
ほいだから そこでどんな事が起きたとしても→
それは 私にも
起きた事かもしれないんだよ。
私は そう思う。
私は…私は 達彦さんの味方だで。
これからも… ずっとね。
♪♪~
<2人が 共に泣ける事。→
それは 戦争が終わった事の小さな小さな証しでした>
2020/12/21(月) 16:35〜16:50
NHK総合1・東京
【連続テレビ小説】純情きらり(138)「思いがけない帰還」[解][字]

昭和初期から戦中戦後、愛知県岡崎と東京を舞台に、有森桜子が時代に翻弄されながらも音楽への情熱を絶やさず生きる姿を描く。2006年放送の連続テレビ小説。

詳細情報
番組内容
桜子(宮�アあおい)の落ち込みようを目の当たりにし、杏子(井川遥)と浩樹(高橋和也)は何かできないかと思案する。浩樹は、達彦(福士誠治)が戦死した仲間のことを気に病みつつも遺品を家族に渡しそびれていることを知り、桜子に伝える。桜子は、達彦と戦死した兵隊の姉が会えるよう奔走し、姉さん思いであった負傷兵を塹壕(ざんごう)に置き去りにしたことを達彦が悔やんでいることを知り、達彦とともに泣く。
出演者
【出演】宮�アあおい,井川遥,福士誠治,高橋和也,木村多江,【語り】竹下景子
原作・脚本
【脚本】浅野妙子,【原案】津島佑子
音楽
【音楽】大島ミチル


ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ