2020/12/21(月) 16:40〜18:45 スーパーJチャンネル[字]
最大70%高いとされています。
コロナ変異種とは一体…。
7割強いという感染力。
ヨーロッパ各国は
イギリスからの旅行者の
受け入れ停止を決めています。
小松≫ヨーロッパ・イギリスで変異種というニュースです。
ここからは感染制御学がご専門
東邦大学、小林寅てつ教授に
お話を聞いていきます。
小林先生よろしくお願いします。
まず、新型コロナウイルスの
変異種という
お話なんですが
変異というのを
おさらいしておきますと
まずイギリスのジョンソン首相は
こう言っています。
既存ウイルスよりも
最大で70%
感染力が強い可能性があると。
また、同じく
イギリスのハンコック保健相は
残念なことに
変異種は制御不能だとまで
いっています。
変異というのは我々、よく聞くし
普通に分かるというイメージは
あるんですけども
ちょっとおさらいしますと
ウイルスは
自分で自分のことを増やすことが
できませんので
例えば新型コロナの場合は
人間の体の中、細胞の中に入って
そして、増えていくと。
この増えていくという中で自分の遺伝子情報というのを
コピーしていくんですけども
ここで全部がうまくいかず
コピーミスが起きると。
遺伝子情報がそのまま書き換わらずに
一部間違って
書き換わってしまう。
いわばコピーミスというのが
変異という。
これは皆さんも
ご承知のことだと思いますが
ただ、ここで小林先生
変異があるということは
我々はある種、常識としても
把握しているんですが
今回、70%強い
変異種が出てきたという
イギリスからのニュースは
これまでの変異と違うんですか?
小林≫今までの変異と
基本的には同じと
考えていいと思うんですが
ただ、ある意味
少し、感染力が
強いという表現をしていますので
相当、広がりを見せている
ウイルスだということは
間違いないと思います。
新型コロナウイルスだけではなくて
インフルエンザとか
いわゆるRNAウイルスに
こういう変異というのは
よく起きると
一般的なんですね。
これはある種のウイルスの進化の過程であるということで
種の保存をしていくための
1つの進化の過程であると。
ということで、ウイルスの
いわゆる抗原性とか性質ですね。
これまでが変化するような
大きな変異ではない。
ただ、このような
変異したウイルスが
広く感染で
広がっているということが
今の事実だということですね。
小松≫このあと東京都知事の臨時会見が
午後5時から行われる予定です。
会見が始まり次第ライブでお伝えしていきます。
そして感染制御学ご専門の
小林寅てつ教授に
お話を聞いていますが小林先生
先ほどありました
イギリスで報告されている
変異種ということなんですが
70%感染力が強い。
気になるのは感染力もさることながら
病原性、つまり毒性が
どうなっているかという辺りですが
ここは
どうご覧になっていますか?
小林≫今回、示されているのは
あくまでも70%感染力が強い。
これまでよりも