確実とは 確実とは言えません
（スー）樹木は誰とクリスマス 過ごしたいの？
（樹木）私…
クリスマスは…
（走ってくる足音）
（新谷）拓兄ィ…
（ドアが開く）
お帰り 樹木
どうだった？
何て 返事したの？
「必要だ」って…
言ったの？ そう 新谷に
社長が
えっ！？
いきなり 私んとこ来てさ
《（浅羽）趣味も 好みも 価値観も全く かみ合わない》
《だけど 楽しい
君が そばにいると》
《俺には…》
《君が必要だ》
（スー）浅羽ッチが！？ 樹木に？
嘘！？ やったじゃん何なの？ あいつ
何回も！
何回も 何回も諦めて
やっとよ やっと…
次に進もうと思ってたのに
デリカシーが なさすぎ！
ホントにムカつく
…って思わない？
じゃ… 断ったんだ？
いや… それは まだだけど
まだ！？じゃ 新谷には 何て答えたの？
うえ～っ！？
そっちも まだなの？
じゃ
早く 気持ち 整理しないとね
誠意を持って答えることが
言い寄られた女の義務
モテる女は つらいねえ～
（三田村）何やってんの？うわっ 痛い！
ちょっと…
この資料…
新谷 お前さ…
井上さんと 何かあった？へっ？
何でですか？
いや
いつもはさ 出社したと同時に
お前んとこで 作業したがんのに
今日 珍しく
デスクワークから やってた
「心 ここにあらず」で
お前も変だしマジ どうした？
ああ…
まっ…
何にしても
仕事に支障出んの 困るからさ
早く解決してよ
はい
あっ…
おっ…
《俺には…》
《君が必要だ》
（スー）何これ！？
（陸斗）シフト ガチガチじゃないっすか
（上杉）しょうがないっしょ？
クリスマス シーズンなんだから
忙しいの 分かるよね？
てか浅羽ッチ 全然入ってなくない？
（陸斗）わっ ホントだ ずるい！
ああ 実は…
（上杉）今日で 辞めんのよ
浅羽君
（陸斗・スー）えっ！？
あ～っ…ただいま～
（上杉）お邪魔しま～すお帰り～ あれ？ 今日 うちで？
（スー）うん お別れパーティーすることになった
お別れパーティー？
はい！？イタッ！ ちょっと 何？
井上さん 何だよ？
一回 向こう行って 行って！
（上杉）靴！ 靴 履かしてよ
靴だけ 履かして えっ 何で？冷たっ…
何？ どういうこと？
社長 いんじゃん
浅羽ッチのお別れ会だから
はっ！？
で 餃子パーティー
勝手に困るからね！
よいしょっ
あ～っ もう最悪だよ
ねえ スー 手伝って 早く！
捨てて 捨てて もうっ
あっ…
これは絶対 ダメなやつ
だから 昨日 言ったじゃんかよ！
社長…だから 話し合えるいいチャンスでしょ
いやいやいや…
ねえ ちょっと もういい？
何で 入ってきてんすか？