2020/12/25(金) 21:00〜21:30 ららら♪クラシック選「踊るシュトラウス・ファミリー〜次男・ヨーゼフの視点から」[字]


さすが 鋭いですね。やっぱりね。
愛人がおりました。

そして そちらにも→
子供が
たくさんいたんですよね。
これ有名な話なんですね 当時でもね。
すごいスター音楽家ですから→
もう いろんなジャーナリズムも
こういうこと書きたてたりしてね。
おもしろおかしく。
それで この→
マリア・アンナさんの肖像画といいますか
写真といいますか…。
こちらですか?
なるほどね という感じですけれどもね。
こうなると やっぱり
息子も お父さんに対して→
いい感情を持つはずがないですよね。
そうですね。
なんですが 父親の方はといいますと→


息子の進路に うるさく口出しをしているんですよ。
はい 「堅実な職業についてほしい」と。
つまり まあやっぱり お父さんとしては…
そういうふうに思っていたんですね。
なるほど。
長男のヨハンが…→
「音楽家になりたい」と憧れていたんですよね。
そこで起きたといわれているのが
「割れたバイオリン伝説」。
「割れたバイオリン伝説」。
これ いかにして 長男・ヨハンが→
音楽家になったのかが分かる
逸話なんです。
キーとなるのが
お母さん マリア・アンナ。
再現VTRでご覧下さい。
ある日 ヨハンは 家でこっそりとバイオリンの練習をしていました。
いつか バイオリン片手に
楽団を率いてみたい。
そんな憧れがありました。
その様子を たまたま見かけたのが父親です。
口から出た言葉は…。
そして…。
バイオリンと一緒に 心も砕けてしまった。
ここで出てきたのが…
思わぬ方法で
不倫夫への意趣返しに出ます。
夫は たたき上げで
作曲の専門教育を受けていない。
この弱点を突きました。

長男・ヨハンに 新しいバイオリンを与え夢を後押しするだけでなく…
息子を音楽家に育て上げ 夫を超えさせる。
それこそが 家庭を顧みない夫への復讐でした。
なるほど。 賢いお母様ですけれどもね。
なかなか やっぱり 怨念じみたものをちょっと感じますね。
ねえ やっぱり…
それに対して…
ですから これは もう非常に…
まあともかく これで そのヨハンは見事 音楽家になるわけですね。
そうなんです。
そこで繰り広げられたのが こちら。
「ワルツ合戦」。
2人とも ヨハン・シュトラウスっていう名前なんですよね。
お父さんも ヨハン・シュトラウス。
長男も ヨハン・シュトラウス。
例えば 彼らが 主に出演する→
例えば ダンスホールですとかあるいは 演奏会だとか→
そういうふうな所で どっちの方がですね
主導権を握るかみたいなことで→
すごくしれつな争いをするんですよ。
やっぱ この父と子対決っていうのは→
やっぱ 当時としては
かなりセンセーショナルだった。
ウィーンの人もですね
やっぱり 何て言うんでしょうね→
既に こういうふうなゴシップが
いっぱい出ていますから→
やっぱり ああいうふうな親じゃ
許せないとかね。
あるいは 息子の方に味方したいな

っていうふうなことも→
多かったんだというふうに思いますよね。
なるほどね。
当時 どちらが勝ったか 軍配が上がったか
というの気になりますよね。
こちらです。 お父さんが勝ちました。
小宮さん これは どうしてですか?まあ やっぱり…
もう既に…
克典さん どうでしょう。もし自分が→
この次男・ヨーゼフだったら
音楽家になりたいと思いますか?
いや ちょっと この…→
これを もう既に 目の前で見てるわけですからね。 ちょっと嫌ですね。
もう それこそ…
今みたいに…
お兄さん 苦労して
しかも うわさもされ続けたと。
それを皮肉って 長男・ヨハンが書いた曲を
聴いて頂きたいと思います。
♪♪~