2020/12/27(日) 00:30〜00:55 福島をずっと見ているTV・選(44)「それでもずっと 生かし続けたい」[字]


(猫の鳴き声)
飼い主や里親に渡すまでの間

ここで世話をするのです。
(鳴き声)
今では 猫は64匹 犬は19匹。
全ての部屋が 猫と犬の
シェルターになってしまいました。
およそ50か所ある トイレは
1日2回 掃除します。
餌やりや水やりも 1日2回。
50個以上ある食器洗いも欠かせません。
しかも犬は けんかを防ぐために→
1匹ずつ 散歩に連れていかないといけないのです。
これらの世話を…
なあ。
♪♪~
この日 東京からボランティアに来た人が→
捕獲を
手伝ってくれる事になりました。
この時 捕獲した猫は メスでした。


(鳴き声)
えっ? 大きい?
野生動物と同じように猫によって→
ますます 家が荒らされてしまう
おそれがあるのです。
繁殖を防止するために 赤間さんが
頼りにしている人がいます。
(豊田)ああ そう。
毎週 木曜日二本松から やって来る…
町に 人が戻ってくれば
世話をする人が増えて→
この活動は 終息に向かうと
赤間さんは考えています。
しかし 最近の 町の調査では→
「浪江町に戻りたい」と答えたのは 17.6%でした。
この活動を
いつまで続ければいいのか。
先の見通しは全く立っていません。
そっか そっか…
赤間さんの 「いつ 終われるのか」
というのに対してというか…
そうですね。
そうですね。
太田さんが 赤間さんを再び訪れた
この日。
(赤間)そう。
赤間さんは ケージに入れた猫を2匹連れてきていました。
ここの住民が
避難先から 毎日 通って→
猫の世話をすると

申し出てくれたのです。
♪♪~
うん。
いつか 猫も人も
一緒に住める町になってほしい。
そう願いながら
赤間さんは 活動を続けています。
2020/12/27(日) 00:30〜00:55
NHKEテレ1東京
福島をずっと見ているTV・選(44)「それでもずっと 生かし続けたい」[字]

東日本大震災から丸4年を迎えた2015年。原発20km圏内に取り残された動物たちを保護し、育て続けている人々を取材。その思いとは?2015年2月8日放送回。

詳細情報
番組内容
強制避難によってやむをえず置き去りにされたペットや家畜たち。震災直後から、その動物たちにカメラを向け続けてきた写真家がいる。太田康介さんだ。太田さんは撮影を続ける中で、取り残された動物たちを保護し育て続ける人々に出会った。彼らはなぜ動物たちを生かし続けているのか?震災から4年経った2015年に語られる壮絶な現実、葛藤、そして“これから”のこと…。箭内道彦さんとともに耳を傾けていきます。
出演者
【司会】箭内道彦,合原明子,【語り】相沢舞


ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事