2020/12/27(日) 10:00〜11:50 林修の今でしょ!講座 傑作選[字]


〈更に 発想も尽き→
プレッシャーから
死を何度も考えたといいます〉
〈しかし 人生最後になる作品で→
今まで誰もやってこなかった最大のチャレンジ!〉
つまり
みんな 期待してるからね。
毎年毎年 どんな曲を
発表してくれるんだろうかと。
世間のニュースにも


なるようなものが欲しいと。
そこで まあ[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
それが こちらです。
『第九』ですね。
これは どういう革命でしょうか?林くん。
これだけなのかな? と。
そのとおりです。
〈ベートーヴェンが作った交響曲〉
〈最後にして最大の革命曲〉
♪♪~
〈この『歓喜の歌』で→
ベートーヴェンが
最後に起こした革命が こちら〉
♪♪~
♪♪~(合唱)
♪♪~
当時[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
♪♪~

ちなみに[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
…という内容。
年末に歌われるのも納得だね。
そこに合唱 歌を入れた
という事ですね。
これは もう それまでの作曲家は
誰もやっていない事。
で ベートーヴェン自身も→
一番最後のシンフォニーでそれを取り入れて。
若い頃に[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
…と思っていた事を晩年のベートーヴェンは→
若い頃の自分を

思い出したんですって。
じゃあ それを大胆にも
もう この…。
で もう一つ やっぱり ここが
ポイントなんですけれども…。
まあ シンプルで
まるで こう 民謡とか→
子どもが歌うような
メロディーです。
それを
大オーケストラでやると。
で このシンプルで キレイな
メロディーっていうのは→
何度か 僕も
今日 言いましたけれど…。
鼻歌のようなメロディーじゃない
音楽をという事で→
ずっと 彼は戦ってきたわけ。
でも 最後に それを堂々とまあ 今までの…。
でも 一番最後には…。
まあ それは 彼自身のゴールだったんじゃないかと→
言われています。
でも そういうふうに…。
なかったですね。
それを…。
シンフォニーの新しい形は→
今まで いろいろ提示してくれたと思うんですけれども→
この合唱だけではなくて…。
まあ 言ってみれば…。
役者がいて それが 最後→

合唱とオーケストラが一つになるわけですから→
一大スペクタクルみたいな。
やっていいんだ!
まあ 当時の
他の作曲家にとっては[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
あっけにとられたんじゃ
ないですかね 恐らく。
伝記なんか
たくさん書いてありますけど→
初演の この大楽章を 彼は[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
『9番』というのがのちのロマン派の作曲家たち…→
まあ 100年後まで→
ベートーヴェンが みんなカリスマみたいなものですから→
のちの作曲家は みんな…
例えば ブルックナーも→
『9番』書こうと思うと
「9」って書いたら死んじゃうって→
ジンクスが生まれてきて…。
マーラーも そうです。
だから…。
へえー!(伊沢)すごいな。
みんな そうじゃん 結局 今も。
なんだかんだ ビートルズっていうのと同じですね。
74分だったでしょ? ずっと。
74分っていうのは→
『第九』を演奏する
その尺なんです。
(一同)へえー!
フィリップスとソニーがいろいろ もめたんだけど[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
そういう事ですね。 面白いよね。