勘弁してください　本当に。わかった。
あ～　どうも。
いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。
あ～　ハハ。
さっきまでお客さんメチャクチャいて[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
店長　大変だったのよ。
大変だったよ　もう。
よかった
忙しいときにいなくって。
もう　これだから参っちゃうよ。



（笑い声）
はい　お待ちどおさま。
塩ヒレです。
こちら塩カルビです。
これね　ニンニク入りのリンゴ醤油になります。
で　まあ　カルビのほうは
そのまんまか　あとは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
レモンつけてでもね。
まあ　どうやって食べてもいいんですけどね。
《お～　いい音。
胃袋をザワつかせる拍手にも似た　イントロダクション》
《分厚！　オホホ　重いよ》
いただきます。
《まずは　ヒレ》
《うん　うまい。
肉が口の中で　みなぎってる》
リンゴ醤油ダレ　珍しい店長　センスある》
《うん！　塩カルビもいいぞ》
《うん　うん　いける。
塩レモン　メシを巻き込む》
《黒板を見て　ひと目ぼれしたこの美人アシスタント》
《あぁ　おいしい。
香り　塩っけ　酸味…　絶妙》
《焼肉ごはん野郎を惑わせる
仕事のできる色気》
《あぁ…。
悩ましいほどのうまさ》
《巻き食い》
《ほ～ら　うまい》
お待たせしました。

ハラミとコムタンです。
《よし。　タレの時間帯に入った》
《いい！　この味。
優しくて　力持ち》
《う～ん…　肉　ホロホロ》
《このホロホロ肉　ヤバすぎだろ》
《うん　うん。
いいコンビネーションパンチだ。
塩とタレのワンツーがおもしろいように決まる》
《うん　うん。
メシ　加速》
《さぁ　どんどん焼くぞ。
塩タレ　ミックス攻撃だ》
《暑い！
体の中が燃えてきた》
《よ～し！
俺のボイラーに　ガンガン　肉をくべるぞ》
[外:37F6ECF37A0A3EF8DFF083CCC8754F81]～
《胃が真っ赤に燃え肉をエネルギーに変えていく》
《うぉ～ん！
俺は原野を行く蒸気機関車だ！》
見せて。
ウサギさん。
耳とかいいねぇ　上手　上手。
すみません。はい。
小ライスと塩ハラミください。
かしこまりました。
《ハラミリレーだ》
《ついでにヒレも》
《うん　時はよし》

《思ったとおり追加注文　大的中。
これ好きだ　ほれた。
塩ハラミに腹キュンだ》
《そして今日　俺は学んだ。
ヒレは焼き加減が命》
[外:37F6ECF37A0A3EF8DFF083CCC8754F81]～
《肉を焼いて食らう。
それは　いにしえより続く
神聖なる生命の儀式》
《肉が焼ける　魂が燃える》
《塩が叫び　タレが踊る》
《ご飯はすべてを飲み込む
白い宇宙だ》
《その宇宙をコムタンという
悟りの中に　ぶち込む》
《ライス　コムタン[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
俺》
《ハァ～　うまさはうたかたの夢。
ん～　すばらしい余韻》
ごちそうさまでした。
どうしましょう？え？
ゆうこさん　お水。
ほら　もう起きないよ。
《おやすみなさい》
あ～　食ったぁ！
《食ったぁ！　というセリフは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
うまい焼き肉屋を出たときのためにある。
さぁ　明日は２０２０年
結びの一番。
一丁やったりますか》