それは 私たちの暮らす日本列島です。
世界一ともいわれる表情豊かな四季。
狭い島国にそびえる…
そして…
絶景あふれる この奇跡の島々は
どのようにして生まれたのでしょうか？
知られざる大地の秘密を解き明かす
「列島誕生 ジオ・ジャパン」。
元日の今夜は 太古から現在に至る
列島誕生のドラマを 一挙 大公開！
（大地が割れる音）
宝石のような絶景から激動の歴史をひもとき…。
最新科学に基づくタイムトラベルＣＧで→
壮大な大地の物語をたっぷりとご堪能いただきます。
地球が秘めた 想像を絶する力によって
生まれた日本列島。
さあ 列島誕生３，０００万年の
はるかな旅に出かけましょう。
（拍手）
２０２１年明けまして おめでとうございます。
今日 こちらに いらっしゃった方は
元日早々 運が向いてきてるよ。
これから ちょいと ひととき
私の話に おつきあい願えれば→
日本列島が いとおしくなって
ぞっこん ほれ込むこと請け合いだ。
そもそも 日本は絶景だらけ。
人に過去あり 絶景に激動ありって言うだろ。 ねえ おねえさん。
え？ 聞いたことない？
言ってたの！
その最初の激動が始まったのが
今を遡ること→
３，０００万年前と きたもんだ。
何？ ピンと来ない？
しょうがねえなあ。
お正月だし 特別だ。こちらのカレンダーを出しちゃおうかな。
名付けて…
始まりが１月１日。 でもって…→
現在が
１２月３１日の大みそかにあたるって代物だ。
列島誕生から現在までの
ありとあらゆる激動が→
このカレンダーの中に埋め込まれている。
お～っとっとっとっと…。
はあ～…。 ここだけの話だけどね→
実は 日本列島は 空前絶後の３つの時代を超えて今があるんだ。
それは パッカーンの時代！
ドッカーンの時代！
てんやわんやの時代だあ。
（拍手）あ？ いや 冗談じゃないよ 大真面目。
早速 パッカーンの時代に
旅立とう。 こちら！
♪♪～
ジオ・カレンダー １月１日 ３，０００万年前に産声を上げたという日本列島。
その始まりは 一体
どのようなものだったのでしょうか？
当時の激動を今に伝える絶景が
日本海の沿岸に点々と残されています。
鳥取県の浦富海岸です。
切り立った崖 荒々しい岩肌。
日本海ならではの光景です。
新潟県佐渡の尖閣湾も断崖絶壁で知られます。
大地を引き裂いたような崖が
４ｋｍにわたって続いています。
こちらは
青森県下北半島の仏ヶ浦。
高さ５０ｍもの白い奇岩が
立ち並んでいます。
どんな激動が
この独特の絶景を生んだのでしょうか？
それを探る「ジオ・ジャパン」特製の道具が
こちら ジオルーペ。
かざすと 昔の姿を映し出してくれます。
このジオルーペを地球にかざして→
１億年前
ユーラシア大陸の東を見ると…。
日本が ありません！
そう…
では 何が起こって
日本列島は生まれたのでしょうか？
日本列島の起源について教えてくれるのが
こちらの絶景。
岐阜県の飛水峡です。
飛騨川の流れが大地を削って出来た１２ｋｍにわたる峡谷です。
３０年以上にわたって
日本列島のルーツを探し続けてきた→
地質学者の小嶋 智さん。
小嶋さんはこの縞模様の奇妙な岩石に注目しました。
数ｃｍの厚さの硬い部分と
数ｍｍの軟らかい泥とが→
交互にたまったものです。
チャートと呼ばれています。
実は このチャートと そっくりなものが
はるか遠い場所で発見されました。
飛水峡から北に１，４００ｋｍ→
ロシア極東の町ハバロフスクです。
小嶋さんは ロシアの地質学者と一緒に
そのチャートを見つけました。
ああ… あっ ここ ここ。 ここだよ。