三平≫これだけで終わりですね。
大吉≫地域によって違うんですね。
中川≫ここまでさまざまなお雑煮を見てきましたが
近江さんのように雑煮を一年中
食べている地域もあるそうです。
松本さんが調査してきました。
（ＶＴＲ）松本さんが向かったのは
有明海に面した長崎県島原市。
町を歩くと目につくのが「具雑煮」の文字。
松本≫いけすよりも
格上の扱いなんですよ。
いったい

どんな料理なんでしょうか？
こちらが具雑煮。
鍋焼きうどんのように土鍋に入っているんですね。
お餅は
つきたての小ぶりな丸餅。
具は焼きアナゴ、鶏肉
高野豆腐、かまぼこなど１３種類。
具の数は奇数が縁起がよい
とされているそうです。
かつお節を３時間煮込んだだしに
薄口しょうゆで味付けします。
鍋につゆを張り弱火で７～８分
煮込んだら出来上がりです。
松本≫いただきます。
これ最初の具雑煮の成り立ち？
今や具雑煮は、島原の家庭料理に
欠かせないものとなっています。
町では、たくさんの飲食店が


それぞれの具やだしに工夫を凝らし、味を競い合っています。
中川≫３６５日食べられる
アレンジ雑煮。
ここでクイズです。
今、皆さんにお届けしたのは
受験生にもぴったりな
スタミナ満点の
牛鍋雑煮なんですが
この雑煮は、だしを使わず
あるものを隠し味に使っています。
そのあるものとは何でしょうか。
食べながら皆さんお答えください。
三平≫１は何でしたっけ？大吉≫塩こうじ。
中川≫どうでしょうか？
召し上がってみて、ぜひ。
三平≫分からない。
中川≫何かひらめきませんか？
三平≫八丁みそ！
華丸≫八丁みそじゃないぞこれは。
麺つゆ！
なんでも屋の麺つゆ。
大吉≫ぱっと見
八丁みそかなと思ったけど
よくよく
バルサミコ酢じゃないかなと。
ちょっと酸味がある。
中川≫正解は松本さんが
調理をしながら
教えてくださいます。
松本≫今お肉を焼きまして

トマトジュースを
足したところです。
下ゆでをいたしましたお大根をこの中に入れまして。
中川≫なんかビーフシチューにも
見えますよね。
華丸≫すごい洋風ですよね。
松本≫正解は八丁みそです。
中川≫三平さん大正解でした。
三平≫華丸さんはいきなり
八丁みそじゃないと言いましたね。
華丸≫洋風だから。
大吉≫
華丸さんの舌は不確かでございます。
みそを溶かしていくんですね。
松本≫トマトジュースとこの八丁みそは
究極に相性がいいですからね。
これをつないであげる存在がお砂糖ですので
少しお砂糖を入れてあげますと
みそのお味とトマトジュースのお味がくっついてくるんですね。
中川≫３分煮込めば
出来上がりということです。
仕上げに載せる
和がらしもポイントなんですよね。
松本≫酸味が利いていますので
こちらに和がらしをちょこっと入れると味を締めて
くださいますのでおすすめです。
中川≫八丁みそ仕立ての
牛鍋雑煮でした。
続いては
「全国びっくり雑煮」の

コーナーです。
松本さんが独断と偏見で選んだ
びっくり雑煮ベスト３を
ご紹介します。
こちらは徳島県のうちちがえ雑煮です。
華丸≫豆腐？
中川≫豆腐なんです。
はみ出しているのは
岩豆腐と呼ばれるかたい豆腐で。
どうやって食べるのか