2021/01/07(木) 23:56〜00:55 第29回全日本高校女子サッカー選手権準決勝〜未来のなでしこ高校最後の青春ドラマ[字]


中津留彩奈、外せば敗退。
ここは確実にゴール、望みをつなぎ
ます。
続く作陽の5人目、

決めれば作陽が決勝進出。
大商学園の敗退が決まります。
キッカーは2年生の井手段祐有。
PK戦を制したのは作陽。
3大会ぶりの決勝進出です。
一方、敗れたとはいえ


チームの完成度も高く奮闘が光った大商学園。
≫キャプテンでキーパーの竹下は
号泣。
しかし高校3年間で築いた絆は何
物にも代えがたかった。
≫試合後の作陽、劇的な勝利で
感極まっている選手たちに池田監督は
温かい言葉を投げかけます。
≫夢破れし、なでしこの蕾の物語。
3年生8人全員で最高の冬を。
大分県北部、宇佐市の柳ヶ浦高校。
体育進学コースがあり、甲子園出場
10回を誇る野球部をはじめ、
サッカー、柔道などに
力を入れています。
女子サッカー部は4大会ぶりの選
手権。
チームの3年生は8人。
高校3年間、みんな同じクラスで過ごしてきました。
≫3年生の8人を最高だと
うれしそうに話す大迫弥桜さん。
実は生徒会長も務めています。
最高の仲間たちに、弥桜さんのことを聞いてみると…
≫初めての選手権に挑む8人の3
年生。
ところが、みんなの笑顔の中心にい
る弥桜さんは
9月に全十字じん帯を断裂。
人生で初めての大けがでした。
≫本来なら選手権には間に合いま

せん。
それでも8人全員で挑みたい。
諦めず練習を続ける弥桜さんに
仲間たちも、ずっと
寄り添ってくれました。
≫2学期の終業式、生徒会長の弥桜
さんは
全校生徒に挨拶をします。
そこで語ったのは…
≫最後になりましたが、体調管理に
気をつけて
冬休みを過ごしてください。
≫いつもはムードメーカーの弥桜さんが
スピーカー越しに伝えた
まっすぐな思い。
仲間たちは…
≫みんなそろって挑みたい、
最初で最後の選手権。
≫なぜか微妙な空気に。
そのとき、ムードメーカーは…
≫いいと思う。
≫そして、最初で最後の冬が
ついに開幕。
≫選手権2回戦。
弥桜さんは2試合連続のベンチ入り。
1回戦は出場機会なし。
3年生8人がピッチに立つ瞬間は訪れるのでしょうか。
相手は激戦区・関東を制した修徳。
後半11分、柳ヶ浦は1点を追う苦しい展開に。
その時、弥桜さんは3年生全員で最

高の冬を戦うために
ウォーミングアップ。
すると…
キャプテン・小牧さんのゴールで同
点に追いつきます。
優勝候補の一角とも言われる
強豪を相手に
必死に食らいつく柳ヶ浦。
頼もしい仲間たちにベンチからエールを送る弥桜さん。
試合はPK戦へ。
2回戦も弥桜さんの出場機会はありませんでした。
勝てば望みはつながります。
最高の8人で、最高の冬を。
格上の修徳を追い詰めるも一歩及
ばず。
3年生全員がピッチに立つという
願いは届きませんでした。
涙が止まらない仲間たちを
ムードメーカーの弥桜さんは明るく励まし続けました。
≫そして、みんなに悟られないよう
に…
そっと悔し涙を拭いました。
≫続いては第2試合のハイライト。
新潟の帝京長岡は、
午後2時キックオフの2時間前に会場入り。
快進撃を続ける勢いのまま
初めての準決勝へ。
その1時間後に到着したのは
連覇を狙う静岡・藤枝順心。
女王の風格を漂わせ、会場へと乗り