2021/01/09(土) 13:50〜14:50 土曜スタジオパーク『おちょやん』特集▽ゲスト 若村麻由美[字]


自分で太陽を浴びて
充電するんですね。

足立≫早起きで眠くなったりしないですか?
若村≫お休みの日は二度寝します。
近藤≫朝日を浴びてパワーをいただいてもう1回寝るんですね。
若村≫大体このぐらいの時間に
起きていないといけない仕事が
多いのでそのままです。
松岡≫ちょっとずつ若村さんの素の顔が見えてきましたけれども
きょうは千代と千鳥のこれまでの
シーンをまとめたものから
ご覧いただきます。
道頓堀を離れた千代がたどりついたのは京都。
カフェに住み込みで
働くことになった千代でしたが
ある思いが募ります。
千代≫うちは、お芝居が大好きや。
うちが元気もろたみたいに
今度はうちが誰かの力になりたい。
せやさかい


うちは役者になりたい。
女優になりたい。
いや、なります。
千代は女優になるため
ある一座の試験を受けることに。
そこに現れたのが…。
千鳥≫やるの、やらないの!?
千代≫お願いと申しますのは
ただこうして、一度、上様と
お目通りさえ、かないますれば。
それで、よいのでございます。
清子≫<この子…>
千鳥≫<ひどすぎる…>
千代≫生きがいのない…。
千鳥≫もういい~!清子!
明日8時。
清子≫分かりました。
なぜか合格した千代。
しかし翌朝…。
千代≫びっくりしました。
まさか、家で2人きりでお稽古してもらえるやなんて。
千鳥≫どうして
あなたと稽古しなきゃならないの。
あなたに任せる役なんて
あるはずないでしょ。
千代≫え?
実は雑用係としての採用だったのです。
千鳥≫まだやってんの。
寝てるの?ちょっと。
稽古行くわよ、早く支度して。

これ広げて。はい、浴衣入れて。
千代≫あっ…。
稽古場での千鳥は想像以上の厳しさでした。
千鳥≫寝ぼけてんじゃない!
千代≫すんまへん!
千鳥≫…ったく何年やってるの!
そこは、もっと軽く!
少しの音も立てるなって
言ってるでしょ!この下手くそ!
できないなら
さっさと田舎に帰りなさい!
艶子≫すいません。
あの…もう一度、お願いします!
千鳥≫もう一度とか
簡単に言うんじゃない!
お客様にとっては
その一回きりなのよ!
何べんやったって
あんたみたいなグズ
できるわけがない!
そんな千鳥に、ついに千代も…。
千代≫お稽古で、大概
偉そうなこと言うてはったけど
ご自分は、ちょっことも
お稽古しはりませんやん。
大好きなお芝居を
あんたみたいな人から学びとうあれしまへん!
千鳥のもとを飛び出した千代。
そこに座員の清子が…。
清子≫こんばんは。

10年前はなうちら、お芝居やりとうても
女やからてだけで
なかなか相手にしてもらわれへんかった。
東京、大阪、あっちゃこっちゃで
弟子入り志願してきた子ぉらを
み~んな、あの人が拾てくれて
今の一座を作ったんや。
千鳥≫違う!もう一度!
もう一度!
そんな千鳥を見た千代は…。
千代≫昨日は
すんまへんだした!
もう二度と
口答えするようなまねは
いたしまへん。
せやさかい、どうか、もっぺん
お世話さしとくれやす!
千鳥≫何を虫のいいことを。
千代≫生まれ変わったつもりでもっぺんだけ
やらしとくれやす!