2021/01/09(土) 17:30〜18:50 報道特集[字]
ついて
公に議論しないまま強行採決。
それに怒った学生たちが議場に突入し、
3週間にわたり占拠する事態とな
った。
オードリーさんは議場の様子は共
有されるべきだと
インターネットの接続環境を提供
していた。
議場では、学生たちと複数のNGO
が
オンラインなどで協定について議
論し、要望書を作った。
≫NGOの多くは高齢者が率いて
いるんです。
90代の方もね。
≫これ以降、台湾では透明性を打ち出さなければ
市民の支持を得られない雰囲気が
生まれたという。
≫台湾が抑え込みに成功した理由
の一つに
18年前のSARSの苦い経験が
ある。
当時、73人の犠牲者を出してしま
った教訓から、
法律や医療体制の準備などを行っ
てきたのだ。
技術開発にも力を入れている。
去年5月には独自に短時間で
新型コロナウイルスの検査ができ
るシステムを開発。
口や鼻から採取した検体を試験管
に入れ
開発した機器にかけることで
1時間ほどで感染の有無が判断できるという。
だが、こうした台湾のノウハウは
各国になかなか共有されなかった。
中国政府の反対により、5年前から
WHO=世界保健機関への加盟どころか
オブザーバー参加さえ認められて
いないのだ。
≫台湾はWHOの10日前に対応
していたからです。
≫WHOが肺炎を引き起こす未知
のウイルスがあると
発表したのが去年の1月7日。
だが、台湾はいち早くウイルスの情報をつかんでいた。
おととしの12月31日には
中国・武漢からの直行便の検疫を始めていたのだ。
≫もっと早く各国政府と話してい
れば
何人かの大臣を説得できたかもし
れません。
≫中国との関係の難しさがあらわ
になった場面もあった。
封鎖された武漢から台湾人を保護
しようとしたが、
中国当局がなかなか
許可を出さなかったのだ。
封鎖後の武漢から初めて市民が帰
還したときの会見。
感染者が1人確認されたことにつ
いて陳本部長は…
≫感染する前に連れ戻せなかった
ことに責任を感じ、涙した。
今、激しさを増す米中の対立。
台湾にも大きな影響を与えるが、オードリーさんは…
≫トランプ政権の対台湾政策を
非常に支持する声もあると思うんですけれども、
それが今度、バイデン政権に変わる
ということで
重点が中国大陸の方に移ってしま
うんじゃないかという
そういった懸念というものはない
んでしょうか?
≫個人的には大丈夫だと思います。
≫本当に長い時間、ありがとうございました。
私たちにこれだけは言っておきた
いなということがあれば。
≫では、いつもやっているご挨拶を
≫第1波がきたとき、初動から
台湾は政治家の言葉に血が通って
いましたし、
ITデータを活用した細やかな対
策を積み上げていて
見習うべきだと言われてきました
よね。
あれから1年弱がたって第3波を
迎えている今、
台湾と日本とでここまでの差が生
まれてしまったのかと
ショックですし、愕然としてしまい
ますね。
≫水際対策に成功した台湾と
失敗してしまった日本、次元が今や全く違うので、
台湾をまねようとしても、我々には
もうできないんですね。
ただ、その台湾もSARSの失敗か
ら
多くを学んだわけで、