2021/01/10(日) 04:30〜04:59 イッピン・選「大きな器が軽やかに変身!〜島根 石見焼(いわみやき)〜」[字]


石見焼に新風を吹き込んだのが→
日本各地の優れた手仕事を守り→
育てる活動を行っていた…
久野は石見焼の職人たちと

タッグを組み→
新たな製品づくりに
取りかかります。
そうして 誕生したのが こちら。
♪♪~
大きな陶器から


かわいい陶器への大転換でした。
久野と一緒に製品を作ったという
職人のもとを訪ねました。
お邪魔致します。
どうもはじめまして。
中山と申します。
(宮内)こんにちは。
はい いらっしゃいませ。
久野から学んだ事とは何だったのでしょうか。
宮内さんは
塩にも酸にも強いという→
石見の土の特性を生かした
製品を作っています。
中でも人気なのが
手のひらに乗るような→
小さな塩つぼ。
陶器でありながら→
ガラスのような
滑らかさをもつ たたずまい。
モダンで
いろいろな使い方ができると→
人気です。
♪♪~
伝統の石見焼は今→
軽やかに生まれ変わろうとしています。
おふくろの味が売りの
こちらのお店でも→
石見焼の製品が大活躍。
それが この すり鉢。
ゴマをすってみると…。

実森さんは ゴマの香りを生かすために→
すり鉢に食材と調味料を入れて
そのまま あえ物に。
調理の手間が省けて
風味も引き立ち→
おいしく頂けるんです。
調理する人にも食べる人にもとってもお得な すり鉢。
これが本日最後のイッピン。
早速 すり鉢を作った窯元へ。
失礼致します。 こんにちは。
(元重)いらっしゃいませ。
迎えてくれたのは…
この道45年のベテランです。
では すり鉢作りを拝見。
失礼します。あ ここの片隅でなさるんですね。
そうです。
ここでは成形作業に機械を導入しています。
運ばれてきたのは
すり鉢1個分の粘土。
すごい 何か 文明の利器ですね。
粘土を石こうの型の上にセットすると…。
あっという間に成形は終了。
さあ ここからが職人の手仕事。
驚きの すりやすさを生み出す
このシャープな溝は→
どのようにして
作られるのでしょうか?
元重さんが取り出したのは
ステンレスのヘラ。
先端には細かい刃が びっしり。

刃の間隔と刃の長さはともに1.7ミリです。
さて 溝を刻む 目かきの技に注目。
♪♪~
わ~ あっという間に
できちゃった。
何の下書きとかもなく→
いきなりバッと もう いくもんなんですね。
そうですね。 はい。
こればっかり やってますんで。
すごい!
では 中山さんも…
じゃあ 次…。
(元重)こっち側 こっち側。
あ こっち側 この辺ですか?
(元重)そうです。
あれ? おかしい。
(元重)もうちょっと力 入れて下さい。
もうちょっと力 入れないと
駄目なんですね。
シュッ。
(元重)そうです。 そうです。→
もうちょっと力 入れてもらって。
シュッ。でも今度 力を入れすぎると→
段になっちゃうんですね。
力加減 難しいですね。
やはり 見ると やるとでは大違い。
こちらが完成品。
よく見ると中山さんの方は→
溝が ぶれて波を打っています。
更に中央から放射線状に→