2021/01/10(日) 05:15〜05:45 桂文枝の演芸図鑑「舘ひろし ハマカーン 桂文枝」[字]
それを聞くんですけれども。はい。
このカットのすばらしいとこは
これ セットでやってるんですね。
あれ セットですか。
はい。 それで→
まず 僕の部屋に…
自分の部屋ですね ベッドがあって。
そこに天窓をつけたんですね。
天窓をつけて それで 雨が降っててそれで 雨がザ~ッと降ってるのが→
僕の顔に
こう 影で映ってるじゃないですか。
そうすると まるで それだけで もう
涙のように…。 はい。ああ…。
このカットを撮るには まず
セットから計算しないといけないんで。
ほんとにすばらしいカットだなと。
いっぱいやった中でねえ。
もう 一番好きなカットですね。
「西部警察」とか「あぶない刑事」もいっぱいやったと思うんですけども→
それはあまり残ってないんですか?
そうですね まあ 「西部警察」はドンパチやってますからね はい。
あっちでド~ン こっちでド~ンですから。
何台 車潰したとかね。何台 あれが… とかね。
「あぶない刑事」も…。
でも あれは やっぱり→
恭様って 僕は呼んでんですけど
柴田恭兵君の作品ですね。
彼 ほんとにうまい。 うん。
あの 例えばね 僕も ちょっと こう「あぶない刑事」をやってる時に→
何か 面白いことをしたくなるんですよね。
だから ちょっと「ここでふざけてみようかな」とか。
あの~
僕がやっても つまんないんですね。
で それを
例えば 自分がやりたいことを 恭様に→
「ねえ こういうふうにやってみたら?」
っていうとね→
彼がやると面白いんですよ。
ほう~。
ほんとに面白い。
だから ほんとに尊敬してます。
柴田恭兵という俳優は。
いやいやいやいやいや。
まあ 向こうも
そう思ってると思いますけども→
まあ あの 裕次郎さんの…
私らは… 僕は77歳で 世代なんですね。
どんな方だったんですか?
最初 お会いしたのは→
もちろん
「西部警察」だったんですけれども。
で 日活のどっかで撮ってる時に→
あの 現場に 「石原裕次郎」って書いた→
白いディレクターズチェアが
置いてあって。
で 隣に「渡 哲也」って やっぱり白で。
その 2つ置いてあったんですよ。
で 僕は 東映の時から
黒い いつも ディレクターズチェアに→
座ってたんですよ。
それを持ってたもんですから→
その隣に置いたんですね。
で 「ここに まあ 置いとけや」なんて→
置いてたら
石原さんが とことこって来て→
「この黒い椅子 誰のだよ。 誰の」
って言うから→
「あっ 僕んです」って言ったら→
多分 石原さんは あの…ほかの先輩俳優がいらっしゃるんで→
「ああそうか 舘君のか。
ちょっと10年早いな」って言われて…。
ちょっと みんなの手前 言う…。
裕次郎さんは言われたと思うんですね。「言うといたろ」ってなもんですよね。
でも 生意気だったんで→
「え? 石原さん今 そういう時代じゃないですよ」って→
言ったら 「ああそうか
そういう時代じゃないのか アハハ」って→
笑って行っちゃったんですね。
もし 僕が同じ立場で言われたらふざけんなってなると思うんですけど。
おおらかな…。
おおらかですね。
まあ ひと言で言えば。
はい。
70歳とおっしゃいましたけど 若い時には
何かスポーツもやってたんですか?
ええ あの~
高校時代はラグビーをやってました。
で 何かラグビーの…
あの~ 去年ですかね あった時に→
アンバサダーというか。
PRキャプテンを拝命いたしました。
私は 横浜へ
ニュージーランド対スコットランド戦を→
見に行ったんです。
はいはいはいはい。
あれほど分からないスポーツはないなあ
思いました。
ああ そうですか。
それでいいんです。
大きなモニターが両方に 何か。