2021/01/10(日) 14:00〜16:10 第29回全日本高校女子サッカー選手権 決勝[字]


表現できるか、
それを見てもらうところで表現
してくれているとは思うんですね。
その悔しさが晴れるのかといった
ら、晴れないのかもしれないけど、
それでも見せなければいけないと
思いますし
そこに応えなければいけないと思
いますね、ピッチに立っている選手
は。
≫この選手が8番の磯部美夏選手です。
12月13日、
練習試合のアップのときに
前十字靱帯の断裂がありました。
これが3年間で2回目の前十字靱帯の断裂だそうです。
一回も選手権のピッチに
立つことはできませんでした。
今、この3年生、同級生の姿を
スタンドから見つめています。
3年生は、美夏のためにという思い
でピッチに立っています。
大竹≫それでもやめずにピッチに
立とうと努力する姿も
仲間は見ているでしょうし、
仲間がいるから
頑張れるというところもあるでし
ょうし
本当に選手たち、いろいろな人の思
いを背負って立ってますよね。
≫けがで出ることができなかった、



その同級生のために
夢を託したOBのために。
≫磯部選手なんですけど、試合前にお話を伺いました。
出たかったけど、スタンドにいる
全員がそう思っている、
選ばれたメンバーには思いを持っ
て戦ってほしいと
まさにその思いを背負った戦いを、
今、選手たちは見せています。
≫その磯部が見つめるなか、
3年生がピッチに立っています。
作陽高校は追いかける展開です。
なんとか作陽高校も反撃の糸口を見つけたいという
残り20分になります。
大竹≫体力的にはここから非常に厳しい時間帯になりますので
苦しい時間帯ですけれども、今まで
頑張ってみんなで練習してきた、
3年生は最後のピッチですので、出
し切ってほしいです。
中山≫今、柳瀬がシュートを打った
と思うんですけど、高尾が
打った瞬間、
走り出してるんですよね。
ここに来たらという所に
走り出しているから
ああいう形でゴールキックにはな
りましたが、
ちゃんと抜け目ない
詰めをしていますよね。
大竹≫順心のシュートコースに入

る、無失点でっていう、
その思いが本当伝わりますね。
2番の本多選手、カットインして入っていくのが
自分の形なので。
狙っていますよね、本当に。
川上≫本多選手、ディフェンスにも
顔を出してますし、
非常に攻守に貢献していますよ。
大竹≫運動量がありますしね。
ボールの持ち方も、姿勢も非常にい
いですよね。
川上≫順心は前めの選手、自分のや
るプレーがはっきりしていますね。
スピードがある選手は
縦に勝負するというね。
大竹≫前線の選手は守備もしっか
りサボらずに頑張れるので
集中が全然切れてないですね。
中山≫それがなければ後ろのディフェンス陣も
読みが効かなくなりますよね。
前線の選手がどれだけ追ってくれるのか、
コースを限定してくれるのか
後ろの選手たちがどう守るのかと、守りやすくしてくれるんですよね。
大竹≫組織としてしっかり
出来上がっていますよね。
中山≫ここからですね、
作陽としてはね。
≫29回目の
チャンピオンを目指す戦い。
異例のシーズンとなった今回のチ

ャンピオンを決める戦いです。
448校の頂点、藤枝順心高校が今
のところ3-0とリードして
残り15分の勝負を迎えます。
大竹≫作陽は1点返せばまた気持ち的にも変わってくるので
なんとかワンチャンス来ると思う
ので、そこをしっかり
決め切ってほしいですよね。
≫祈りを込める仲間の姿です。
初優勝を目指して3年ぶりにこの