2021/01/10(日) 14:00〜16:10 第29回全日本高校女子サッカー選手権 決勝[字]


大竹≫本当に守備もしっかりしていますけれども、
キックがうまいんですよね、
選手全員
キックの質が高いので、

例えば崩せなかったとしても
ミドルシュートから
得点が決めきれるとか、
本当に堀内選手と井手選手の
2人のチャレンジ・アンド・カバーだったりとか、
無失点で勝ち上がっていくという


強い思いが
チーム全体として意識統一されて
いるなという印象ですね。
≫こちらの中心は、やはり柳瀬楓菜
になると思いますが、
キャプテンで10番を背負ってい
ます。
順心の10番を背負って
高校生活最後の選手権を迎えています柳瀬楓菜です。
ピッチ解説、川上直子さんですが、
柳瀬楓菜が順心を引っ張りますね。
川上≫今日も非常に
目立っていますよね。
作陽も、柳瀬選手のところには早く
寄せるようにしていますね。
あと、作陽の方は監督からも
コンパクトに
ディフェンスラインを下げない、
ボランチのところも1人は前めにと指示も飛んでいるので
コンパクトにどこまでできるかと
いうのが作陽は
1つポイントになってくると思い
ます。
≫今年は高校が休校になり、部活が
できなかったという
3年生の思いがありますね。
中山≫厳しい状況の中で、それでも自分たちで工夫をしながら
トレーニングを積んでここに
立ってますから両チームとも
最後、いい形で終わりたいというの

は強いですよね。
≫3年生は特に、より絆が深まった
ということを言っています。
1年生、2年生はその3年生に優勝
を届けたい
そういう思いを話してくれました。
いつもより思いが詰まった決勝になっている。
齊藤桃花は12月に入ってレギュ
ラーをつかんだ選手です。
前線の齊藤桃花、3年生がスリート
ップの真ん中に入りますが
1年生、2年生とスタンドで見つめ
ていて、
3年生もずっとBチームでした。
12月の後半になってようやくレギュラーを
つかんだという選手です。
中山≫そういう情報を聞くとここまで積み重ねてきたものが
やっとここで花開いた、
ここまで相当な校長を維持しているからこそレギュラーポジション

とれたということなんですよね。
そうなると、ここの舞台でどんなプ
レーを見せてくれるのか。
本当に右肩上がりで調子を上げて
きたんじゃないかなということが
予想できるんですよ。
だから非常にどういうプレーを見せてくれるのかというところです
よね。
≫齊藤桃花、いよいよ最後の最後に最初で最後の
選手権の舞台に立ちました。

その選手がスリートップの真ん中にいるという藤枝順心高校です。
立ち上がり、大竹さん
どう見ていますか?
大竹≫どちらとも相手の様子を見
ながらというところあると思うん
ですけど
本当に積極的にプレーできていると思います。
順心は10番の柳瀬選手、
2年生のときから本当に大活躍でしたけれども。
中山≫齊藤桃花が最前線でプレス
をかけることによって
ほかの選手たちがその動きを見て
連動できてますよね。
≫ここまで無失点というのが
この序盤でも分かりますね。
中山≫前線からのプレスが効いて
ますよね。
≫このクロスボール、難しいボール
でしたね。
大竹≫しっかりとプレッシャーも
入ってる中で上げてきましたけど
ただ、1番の阿部選手、今日が
サッカー選手として
最後のピッチなので
勇気を持った思いがしっかり出てますよね。
≫これがサッカー人生最後のゲー
ムです。
1、2年生はベンチに入ることもで
きませんでした。
その阿部千優がゴールを守る