2021/01/10(日) 14:00〜16:10 第29回全日本高校女子サッカー選手権 決勝[字]


ね、彼女は。
≫準決勝では貴重な決勝ゴールを
マークした2番の木許和心です。
≫この1年生の中野は1回戦から
準々決勝まで
ベンチ外、スタンドから
声援を送っていました。
準決勝でいきなりスタメンに起用
されて
準決勝、そしてこの決勝と


スタメンに名を連ねています。
大竹≫得点も18番、中野選手、取
りましたしね。
≫1回戦から準々決勝まで全く出
番がありませんでした。
スタンドから戦況を見つめていま

したが
メンバーを発表するたびに
中野が泣いていたと
池田監督は話していました。
準決勝から登場して、準決勝ではいきなりゴールを決めた中野琴音。
先発で起用されたという中野のク
ロスがありました。
池田監督との面談で、
何をしに来たんだ、
自分のキックで勝負したい、
そう訴えて
池田監督は中野を使うことを決め
ました。
そして決勝の舞台に立っています、
1年生です。
高校生というのは選手権の中でも
成長するんですよね。
中山≫若いからといって覚悟がな
いわけじゃなくて
自分の覚悟を持って
先生に自分の意見を言い
そしてピッチに立つために何をし
なければいけないかということを
行動に移しているわけですよね。

≫スタンドから悔しい思いを持っていた準々決勝まで、
しかし準決勝、決勝と
スターティングメンバーで
起用されました。
それぞれが思いをもって前半の舞台です。
どちらが先に先制ゴールを奪うか。
大竹≫順心が自分たちがボールを支配はしていますけれども、
作陽はしっかりとブロックを作り
ながら、スペースを埋める
出どころをしっかり抑えることは
できていると思うので、
決定機を作らせてはいないんです
けれども、順心とすれば
決めるところを決めなかったので、
ちょっと自分たちで首を絞めているのかなというところ。
ただ岡山作陽はそのまま、今のペー
スを守りきりながら
どこかでワンチャンス狙いたいで
すよね。
≫今年はインターハイがありませ
んでした。
大竹≫思い切って前線、今、プレッ
シャーしっかりいけているので
これぐらいラインとってていいと
思うんですよね。
逆に順心は、高いライン、
後ろにスペースがあるので
どこかで裏を狙いたいですよね。
大竹≫10番・柳瀬選手が縦に動いてますけど
こういう献身的な動きもできるの

で戦術眼も非常にいいですよね。
中山≫作陽もかなり押し込まれて
ますけど、
トップがセンターサークルの自陣
側の端から更に
5mぐらい下がって守っています
からね。
ただしっかりとしたブロックを組
んでるんで、そこに対して
チャレンジ・アンド・カバーも
できてますし、しっかり
守れているとは思いますけど。
≫コーナーキックから2度チャンスを作った藤枝順心高校です。
45分ハーフで行われる
今年の決勝です。
前半のうちに1点を奪うことがで
きるか
初優勝を目指している作陽高校、
そして連覇を目指している藤枝順心高校の一戦です。
大竹≫あとはシュートですよね。
シュートを打つことによって
リズムができますし、
当たり前ですけれども、シュート打たなかったら得点入らないので
もっともっとシュートの意識を出
す、
シュートを打つとディフェンスラ
インも前に出ざるをえないので
そうするともっと効率的に攻撃が
やりやすくなりますね。
中山≫速いですよね、