2021/01/11(月) 00:55〜01:25 NNNドキュメント「クラスターからの教訓 医療と介護の同時崩壊」[解][字]
経験のない対応に追われた>
(
佐藤看護課長) …と思います。
<17人の命が奪われた>
<施設で亡くなった女性>
<4月末に陽性と確認されたが→
病院に運ばれることはなく→
施設で
体調の回復を待っていた>
(
男性) ただでさえ すぐ…。
<面会が叶わぬまま→
母親は 2週間後に…>
<帰らぬ人になった>
<なぜ これほど大きなクラスターが起きてしまったのか>
<当時
アカシアハイツは→
感染者の入院を
行政などに要請していた>
<しかし
札幌市内のコロナ病床は 逼迫>
<介護が必要な
感染者の受け入れは断られた>
<やむなく施設では→
感染者を2階に隔離したが→
感染拡大を防ぎ切れず→
92人のクラスターが発生した>
<私たちは
施設の職員への→
聞き取り調査をまとめた文書を
入手>
<そこには
感染リスクと使命感のはざまで苦しむ→
職員の叫びが記されていた>
<「保健所に『入院させて欲しい』と伝えたが→
『
無理』と言われた」>
<
「40人を一人でみなければならない」>
<看護師や介護士は
札幌市から→
遺体を納体袋に納め
遺族に会わせることなく→
火葬場へ搬出するよう
指示された>
<
「…と言われ 怒りました」>
<それは
まさに修羅場だった>
<アカシアハイツに→
札幌市を主体とする対策本部が設置されたのは→
最初の感染確認から3週間後>
<当時 派遣された医師は…>
(
赤星医師) 辞められちゃう方も非常に少ないということで→
やっぱり…
。
…なんだろうと思っています
。
<その後
札幌市はコロナ病床を増やし→
アカシアハイツの
重症患者を入院させた>
<人や物資の支援も進めた結果→
2か月後にクラスターは収束に向かった>
<この施設で
6年前から暮らし→
夏祭りを楽しみにしていた女性>
<遺族は 最期をみとることすらできなかった>
<北海道
第2の都市 旭川市>
<医療と介護の同時崩壊は→
病院でも発生していた>
<旭川近郊に住む…>
<出産を1か月後に控えた去年11月>
<医師から
こう告げられた>
<女性が通っていた…>
<当時 300人を超える国内最大のクラスターが発生し→
外来診療を休止した>
<女性は クラスターが発生した→
旭川厚生病院から→
旭川赤十字病院に転院>
<その直後→
この病院でも 感染者が確認され→
再び
転院を余儀なくされた>
<わずか10日間足らずで→
2度の転院>
<結局
旭川医大病院で出産することに>
(
妻) ん? 「どうだった?」って?
<妊娠後期は
新型コロナに感染すると→
重症化する可能性もある>
(妻) …いいなって思います。
<旭川市では→
大規模なクラスターが他の病院でも発生>
<医療と介護の