2021/01/12(火) 23:45〜00:30 ブラタモリ「城崎・豊岡〜“影の主役”は玄武岩?〜」[解][字][再]
(尾田)ずっと昔はね。
もう だから…
ほとんど加工しなくても使いやすい形の玄武岩。
でも 漬物石に使う理由は
それだけじゃないんです。
(松原)じゃあ 玄武岩
ちょっと持って頂きたいんですけども。→
腰を痛めないように…。
あっ 重い 重い。 重いわ。
ああっ ちょっと… フフフフッ
ちょっと待って下さいね。
(松原)想像以上に重いですから。
んっ!
重い… すごい重いですね。
(松原)すごく緻密です。
それではですね
少し先に行くと また→
漬物石とは違う形で使われている
玄武洞の玄武岩がありますので→
それを ちょっと
見てみたいと思うんですけど→
そこ まさに…
玄武岩ストリート?(笑い声)
玄武岩ストリート?
一体 どんな所なんでしょう?
あっ ここにも玄武岩が。
(笑い声)
(松原)多分 重いので
ストッパーとして ちょうどいい。
形も ちょうどいいよね。
そうですね。
使い勝手がいいんだね。
そうですね。
これは いかがでしょう?
これ 違いますね。 色が 緑色の…。
出ましたね また 石が。
(松原)また 石が出てきましたが→
これは どうでしょうか?
これ 違いますね。(松原)そうですね。 これも ちょっと…。
紛らわしいな。 違うな。
フェイントが多いな。
こう オーバーハングしてるのが
美学なんでしょうね。
(松原)つくった人の美学。
この美学なんだ。「石垣は こうでなくては」っていう。
ん?
あっ。
(松原)来ました。 来ました。
この形!
おお!
(松原)玄武岩ストリートに到着いたしました。
いいですね。
これも そう。(松原)これも そうですね。
至る所に 玄武岩が。
こここそ 玄武岩ストリート!
ほとんどの家で 玄武岩が使われています。
きれいですね~。(松原)これは少し成形して 隙間なく。
(松原)あっ 上も気になりますか。
(松原)いや…。いや これは…
(松原)正解です。 よくご存じで。
えぇ~!? なんで分かったんですか?これ 積み方にも意味があって→
玄武岩そのままに木を載せると…
そうすると 木が腐っちゃうんですね。ほぉ~。
へえ~。
それで この凝灰岩を持ってくるんですか。はい。
そうですか。
(笑い声)
(松原)そうなんですよ。 右 左 どちらも。
あぁ~。あぁ~。
門柱も。
あっ! 門も 縦に積み上げてますね。そのまま 柱状にしてある。
(松原)こういう使い方も
結構 市内で見られます。
(笑い声)
いやぁ 玄武岩って 他に僕 あんまり見たことないんですよ。
こういうのに使われてるのはね。
(松原)あっ 確かに和風レンガですね。すごく味わいのあるレンガみたいな。
いいよね。 きれいだよ。
(松原)何か意味があると思うんですけども。→
何か 気付かれることってありますか?
そうそう 高くなってます。→
わざわざ玄武岩を積んで 家を高くする。
普通 高くするということは まあ…
(松原)そうですね。 はい。
豊岡は 昔から水害に悩まされてきました。
だから 玄武岩を積み上げ
家のかさを上げることで→
浸水を防いでいるんです。
(松原)漬物石に使える…。
使いやすい。
(松原)そうです そのとおりですね。
硬くて重たい玄武岩を積んで
石垣にすることで→
洪水にも耐えられる
頑丈な家をつくることができたんです。
(松原)ええ。
よく分かりました。 ガッテンしました。はい ありがとうございます。
ということで…
まだあります。もう十分な感じが…。
あと何があるんだ?