2021/01/14(木) 13:55〜15:50 ミヤネ屋【緊急事態宣言に7府県追加▽宮根×台湾オードリー・タン大臣】[字]


著書の中で、
このように振り返っている。
>>官民の間で対話の機会が増えました。
政治は国民が参加するからこそ前
に進めるものなのだと、
みんなが実感するようになったの
です。
>>ひまわり学生運動により台湾
当局は、
市民の声をより取り入れるように


なり、
市民もまた当局の声に耳を傾ける
ようになったという。
今回のコロナ禍の中でも、
その信頼関係が力を発揮している。
>>2月に衛生福利部の専門家た
ちは、
マスクは介護や医療従事者の方に
回し、
健康な人のマスク着用をやめよう
かということも検討しました。
しかし、
一般市民はマスクを使いたがり、
衛生福利部を批判したんです。
マスクが十分に行き渡らないのだったら生産しろと。
すると48時間後には、
みんなマスクをしようと180度方針を変え、
台湾でのマスクの生産を1日20
0万枚から2000万枚へ増産す
ることにしたのです。
これができたのは、トップダウン
ではなく、草の根的に、
人々がSARSのときのことを思い出して、
たくさんのマスクをみんなに支給
しろという声が高まったからなん
です。
>>今、
お話を聞くと、
もうとにかく日々、
毎日、


何かデータが出てくる、
何かひょっとしたら間違いがある
って思ったら、
すぐ変えちゃうんですね。
>>そうですね、
私たちは間違いをすぐに認めます。
例えばアプリのマスクマップで表示された在庫と、
実際の薬局の在庫の間に違いがあ
ると苦情が出たときには、すみま
せんでしたとすぐに謝り、
薬局が間違っているとは絶対に言いませんでした。
やはり薬局のほうが市民に信頼さ
れているのですから、
私たちのほうが薬局に合わせて、
次の週にはアプリのデータを変更したんです。
人々はこういう姿勢を感じ取るわ
けです。
当局は市民を信じてくれていると。
それに対して市民からも、
当局を信じるという反応が出てく
るのだと思います。
>>市民の方から声が上がってき
て、
それを分析して、
そのとおりだと思ったら、
すぐ方向転換して、
政府もそれを認めるってことですか。
>>はい、そうです。
>>はぁ。
>>コロナ禍で生きる当局と市民

の協力体制。
台湾では接待を伴う飲食店の従業
員も感染対策の一員と考えている
という。
>>台湾の考え方としたら、
そういう方々も実は感染拡大を防
ぐ一員、
スタッフですよっていう意識なん
ですか?
>>台湾では夜の営業ですけれど
も、
ホストとかホステスさんもパンデ
ミック対策の一員だと考えていま
す。
マスクやソーシャルディスタンスを守るだけでなく、
接触者登録システムへの協力もお
願いして、
感染拡大があれば、
接触者の追跡が早くできるようにしているんです。
>>およそ8か月間、
新規感染者数ゼロを記録した台湾では、
海外との往来こそ制限されている
が、
台湾経済は完全に回っている。
このグラフは去年のGDPの伸び率。
台湾はコロナ禍にあるにもかかわ
らず、
プラス成長を成し遂げている。
それでも現在も監視の手は緩めていない。
台湾では海外からの帰境者、