(又吉)そうですねお酒は好きですね。 はい。
週に多分
全く飲まないのは→
1日 2日とかですかね
仕事がなければ。 はい。
僕は 大体 ビール 最初飲んで ウイスキーを
ソーダ割りで 飲む感じですかね。 はい。
そうですね。 とりあえず
仕事が終わったあと 寝れないんで→
一旦 お酒飲んで 終わったよ みたいな
雰囲気を作って 寝ることが多いですかね。
はい。
ありますね 何度か。
残らない感じでやったつもりが え~→
起きた時に あれ? 最後の一杯飲んだ時とほぼ同し酔い方してるなみたいな。
ちょっと 計算違いみたいなことは
ありましたね。
毎回 思いますもんね。
あの 朝起きて 苦しい時とか→
昼間ぐらいに なんか
トイレに駆け込んでる時とかに…
…って思うんですけど…
これは 何なんでしょうね。
不思議ですよね。
いろんな失敗 もっとあるでしょ?ねぇ 又吉くん。
(小倉)
又吉さんは お酒で だいぶ つらい思いをされたことがあるみたいですね。
そうですね 主に 二日酔いですかね。
はい。
でも なぜ そんなに つらい思いしながら
飲むのか 不思議だって→
おっしゃいましたけど むしろ
そのほうが自然っていうか→
当然なのかもしれないという気もします。
ああ そうですか。
苦しみながらでも 飲みたくなるっていう。
えっ 二日酔いで苦しむのに それでも飲みたくなるって どういうこと?
♪♪~(テーマ音楽)
♪♪~
大阪大学名誉教授の小倉 明彦さん。
専門とは別に 小倉さんは「料理生物学」という講座を開き→
大人気だったんだ。
そのテーマのひとつが 「酔っ払う」だった。
♪♪~
料理生物学。 料理っていうのは あの…。
その料理ですよね。
お料理の料理ですよね。
生物学。
そうじゃなくて もっと身近なものに感じてほしいっていうので→
料理生物学っていう名前にしたんです。
なるほど なるほど。
学生さん 授業をすると
面白いっていう顔は全然してなくて。
もう まじめに こう 本に向かって
先生に向かって ノートとってんですね。
それはね とっても悲しいことで。
先生方が面白いんだよって言ってるのに→
学生さんが面白くねえって顔してるのが
とっても しらけるんですね。
もったいないですね。
だから 僕が料理生物学ってしたのも→
料理に限らないけど 科学って
面白いんだよっていうことを→
実感してもらおうというふうに
思ったところが きっかけなんです。
♪♪~
先生 僕たちは…
うん。 なぜ お酒を飲むと 酔っ払うか。
へぇ~! えっ いろんなことわかってますよね。 でも 人間は もう 今。
…であるという意味では それは
わかっていると言うべきでしょうけども。
麻酔。
はい。はい。
脳の中には 興奮性の神経と
神経系というべきですかね。
抑制性の神経系というのがあって
ふだんは…→
微妙なバランスですが
バランスを取って→
ちょうど いいところに
社会的に ちょうど いいところに→
振る舞いを決めているわけですけども。
酔っ払いますと 抑制のほうが先に外れちゃうんです。
ふん ふんふん。
そうすると。
興奮が残る。
興奮が残る。
結局は こちらも 麻酔されて→
結局は バターンっていっちゃうってことなんですけども。
ほんまに酔っ払ったみたいに
なりましたね。お酒を飲んで 先に…
ああ。
理性で ふだんバランスを取って隠している。
なるほど。
酔っ払うと 脳の神経系に作用をもたらす。
酔っ払ったから「豹変する」っていうより
酔っ払ったときの姿こそ→
本性っていうことか…。
又吉さんの周囲にですね 酔っ払うと急に 態度が豹変するとか→
そういう方 いらっしゃいません?