2021/01/15(金) 08:15〜09:55 あさイチ「プレミアムトーク 吉田鋼太郎」[字]


思います。
すごいいい役者さんです。
横田自身は鋼太郎さんのまねしていませんか
と言われるくらい僕の芝居に
似てると言われるということです。
まねしているんですね。

<笑い声>
大吉≫かわいらしい
後輩じゃないですか。
華丸≫おいくつぐらい
離れているんですか?
吉田≫一回りです。
大吉≫僕らは横田さんと同世代だと思います。
公演は1か月くらい続くんですよ
ね。
吉田≫東京で1か月やって
地方に行く
全部で大体2か月ですね。
稽古を入れると3か月です。
大吉≫本番の2か月
毎日新しい何かを見つけようと
されているという。
吉田≫前の日をなぞっちゃうと、
それをやろうやろうとしたって
逆に何だろう
新しいものが生まれないので
よかったときのことをなぞると
本当に
ろくなことが起きないんですよ。
その日、その日


必ず毎日新鮮にやっていかないと
というのはちょっと
鉄則みたいなものがありますね
舞台は。
なにしろ
毎日同じことをやるんでね。
大吉≫ちょっとだけ華丸さんも
かじっているというか。
華丸≫恐れ多いです。
大吉≫同じことやるのは
つらいみたいなもの。
華丸≫ひょっとしたら
なぞっていたかもしれない。
大吉≫なぞり型の美学みたいな。
近江≫先ほど居酒屋さんで
取材させていただきましたが
横田さんによると
ある証言をいただいていて
みんなで飲んでいて酔っ払って最終的に皆、吉田鋼太郎さんの家
にたどりつくというケースが
多くて
中に知らない人が
混じっていることもある。
大吉≫昭和の役者さんみたい。
勝新太郎さんの
エピソードみたいですね。
吉田≫そうですね時々ありますね。知らない人が
歌を歌っていたりしますね。
大吉≫冷静にこれは誰だろうと。
この居酒屋さんで演劇論みたいな

そういう話にもなるんですか?
吉田≫若いときはたいてい
演劇論に終始してましたけど最近はないですね。
どちらかというと
なにせ、舞台、大変ですから
芝居のことは忘れて
楽しみましょうよということの
ほうが多いですけど
昔は演劇論ばかりでしたね。
それで、もう
大げんかになったりしましたね。
大吉≫よくうわさを
聞きますけれどもね。
お店、外に出ろとかね。
吉田≫大体相手の芝居の批判から始まって
何だお前の芝居は、と。
お前こそなんだ、みたいな。華丸≫怖い。
近江≫現在、公演中の
舞台の話にいきたいと思うんですが
「スルース」という舞台で
なんと吉田さんにとって初めてとなる、二人芝居。
吉田≫そうなんですよ
初めてです。
近江≫劇場での様子をちょっと
取材させていただきました。
(VTR)
1年ぶりに迎える舞台の本番。
いつも以上に緊張感を持って
臨みます。
吉田≫初日でございます。

いよいよ幕が開きます。
こちらは
本番同様に行う通し稽古の様子。
物語は、吉田さん演じる
売れっ子推理小説家の自宅で繰り広げられます。
ワイク≫実にすばらしい。
傑作だ。
自宅にやって来たのは
妻の浮気相手の青年。
小説家は浮気の事実を知りながら