2021/01/15(金) 08:15〜09:55 あさイチ「プレミアムトーク 吉田鋼太郎」[字]
いらっしゃったんですか?
吉田≫20人くらいですね
研究会が。
大吉≫シェイクスピア研究会と
言いながら
違うお芝居もやってみたいとかは。
吉田≫そのときは
全然思わなかったです。
芝居といえばシェイクスピアで
この世界に入ってからも
しばらくはほとんど
シェイクスピアでしたね。
近江≫どんな場所で
練習していたのかというと
ちょっと
写真をめくっていただけますか?
見覚えありますか?
吉田≫上智大学の前にある
土手ですね。
近江≫ここで発声練習をしたり。
吉田≫普通はもちろん構内でやるんですけれども
先輩が人前で
何かをやるための
度胸をつけるためみたいな目的で
わざわざ人が通る土手に行って
大きな声で
わっとやっていましたね。
大吉≫ふだんの学生さんとか
いろんな方が通っているところで。
近江≫シェイクスピア研究会は
日本語ではなくて原語で
演じるということで。
吉田≫ありえないですよね。
近江≫こんな早口ことばを
練習していたようです。
華丸≫英語でということですよね。
吉田≫ピーター・パイパー・ピッ
クト・ア・ペック
オブ・ピックルド・ピッパーズ
今の3倍ぐらいのスピードで
言っていました。
ちょっと今
かんでしまいましたけれども。
大吉≫8時台にしては上出来です。
吉田≫ありがとうございます。
本当にそのとおりです。
大吉≫朝から何をさせているんだという感じですが。
吉田≫最初のピも
今は、つばが飛んでしまうので言いませんけれども
めっちゃ立てるんですよ。
それで早口だからなかなか難しい。
口がけいれんするというか。
華丸≫もともと英語はいけるんですか?
もちろん上智大学ですけど。
吉田≫上智大学ですから
英語がたんのうな方が
いらっしゃいますけれども僕は違う枠なので
ほとんどせりふも丸暗記。
日本語と照らし合わせながら
こういう意味なんだみたいなこと
を調べながら丸暗記でしたね。
大変でしたね、もう。
華丸≫イントネーションも
含めてでしょう?
吉田≫そうです。
英語をきれいにおしゃべりに
なさる先輩から
発音をいっぱいたたき込まれて。
芝居の稽古というよりも暗記の練習みたいな
そんな感じもありましたね。
大吉≫丸暗記してお芝居やって
これが忙しくてなかなか
大学のほうも時間がかかったと。
吉田≫そうなんです、いちばん
最初5月9日から
試験がありまして
ちょうどそれが
公演と重なりまして
先輩に試験なので
公演の仕込み、いわゆる
セットを立てたり
照明をつるしたり
その作業に行けないんですけどと
言ったら、めっちゃ怒られまして
お前何考えている
きょう仕込みだぞと。
試験ってなんだよって。
<笑い声>
吉田≫ええ試験なんじゃないのか
なと思ったんですけれども
そこからほとんど
試験を受けられない
大学生活になってしまって
そんな感じでしたね。
近江≫でも今の
吉田さんが出来上がったのは
やっぱりシェイクスピア研究会が
もとになっている部分も
ありますか?
吉田≫ものすごくありますね。