2021/01/16(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「しまなみ海道〜“瀬戸内の覇者”村上海賊はなぜ生まれた?〜」[解][字]


はい。
(田中)はい そのとおりでございます。

当たり前だけどね。(田中)そうですね はい。
実は…
続いて タモリさんが向かったのは島の北側の海。
ここにも 能島が「天然の要塞」といわれる
理由があるんです。
海の中?
海の中?
これ?
これ 今… え?これ 危ないですよ これ。
(田中)あっ しっかり見えてますね。
見えてる 見えてる 見えてる。
(田中)そのとおりです。
(田中)はい。
そうですね。
この船も危ないですよ。
この船も…。
(笑い声)
実は 能島周辺の水深が浅い海には


硬い岩場があります。
一見 海に見える部分も→
潮が引くと ご覧のとおり。
海上保安庁がつくる海図を見てみると…。
水色の部分は 水深が浅く→
船が近づく時に注意が必要なエリア。
点線で囲まれた部分は→
潮が引くと
海面すれすれに岩が現れるエリアです。
あ~。
我々は…
ほんとだ。 私たち…。
あぁ~。
それで…
えぇ~。
そうですか…。
海底に潜む岩。
敵にとっては
やっかいなトラップです。
更に もう一つ→
能島が「天然の要塞」といわれる理由があるんです。
ここだ。
わあ! すご~い。
流れが。
すごい すごい。
どうぞ 潮の流れをご覧下さい。
おお~。速い!
あれ 流れてますね。
(田中)そうなんです。
この 激しい潮の流れも

敵にとっては やっかいな代物です。
能島は 周りの島との距離が近く→
潮は その狭い水路に流れ込むことで速さを増します。
この 速い流れが
海底の岩場にぶつかることで→
とても危険な潮になるんです。
海面に浮かぶ波紋は「沸き潮」。
激しい時には
船を転覆させるほどの威力です。
こちらは「うず潮」。
突如として現れ 直径10mを超えることもあります。
(田中)さて タモリさん…
(笑い声)行きたくない。
「海城」能島。
村上海賊が天然の要塞を拠点としていたことが→
よく分かりました。
次は いよいよ 海賊の島に上陸!
村上海賊の正体に 更に迫ります!
(田中)タモリさん どうですか?海賊の城に乗り込んだ気分というのは。
う~ん…
あんまり いい気分じゃないですね。(笑い声)
(田中)
浅野さん まだ乗り込んでないですね。あっ。
(田中)はい。
上陸です。
(田中)はい 足元 お気を付け頂いて。
あ~ はい。
あっ これ?
(田中)はい。
結構…

タモリさん…
ダメだね!
(笑い声)左 見ないようにして。
急な坂道を上って たどりついたのは→
島の南にある岬です。
実は この場所
10年前に行われた発掘調査で→
あるものが大量に発見されたんです。
ん~ 何だろう? これ。(田中)タモリさん 一体 何だと思いますか?
何ですか? これは。
何だ?
(田中)何の破片でしょう?
(田中)タモリさんが好きなものです。
へっへっへ~。
(田中)大正解です。
ああ そうですか。
え~! お酒を飲むため。
この破片は
「かわらけ」と呼ばれる 素焼きの皿。
当時は 酒を飲む度に