「朝起きた時にね　そっと抱き締められて→
耳元で　優しく歌ってほしい」みたいな
妄想が書いてあるわけ。
そんなこと　したこともないし
したいと思ったこともないけど→
でも　もし　そういうふうに
望むのであれば→
それをやるのが　僕のエンターテインメントとしての

役割だというふうには　思ってたの。
だから　年とともにね　抱かれたい男的な
対象から　どんどん変わっていって→
また違う対象になっていくと。
例えば　何だろうな　まあ　いろんなランキングがありますけど→
別に　そのランキングを気にして
生きているわけではないけれども→
そういうふうに
選んで頂けるのであれば→
それは　今の自分　今の年齢感の中で→
自分が　世間様から求めてもらっている役割だとするならば→
それを　精いっぱい　演じると。


他方で　自分自身が積み重ねてきたものなりたかったもの→
研鑽を続けてきたものというのは
これは　他方で当然あると。
まあ　だから両輪ですよね　だからね。
それが　エンターテインメントの僕の活動のしかたであり→
生き方なんだろうなというふうには
わりと早い段階から思ってました。
これも　私ごとで恐縮ですけど
抱かれたい男ですとかね→
恋人にしたいとか
さんざん　そういうのありましたけど→
私がね　一番うれしかった
タイトルはですね→
「私でも
つきあえそうな有名人」って私　１位でしたからね。
ハハハハハ…。
ハハハハハ…。
３０年間　エンターテインメント界の
第一線を突き進んできた　福山雅治。
ここからは　福山の「紅白歌合戦」の
名場面を　一挙に届ける。
初出場は　デビューから３年の１９９３年。
♪♪～
２回目の出場は　２００９年
地元・長崎のグラバー園から歌を届けた。
♪♪～
翌年は　その年に出演した大河ドラマ「龍馬伝」で共演した→
香川照之さんによる　断髪式が行われた。
（会場のざわめき）
伸ばし続けた　龍馬の象徴の髪の毛が

今　はさみで切られました。
♪♪～
（拍手と歓声）
ありがとうございました。
未公開トークスペシャル。
デビュー３０周年を超えた今
福山が　未来を語る。
やっぱり　その今日の話のテーマに
なっている　両輪ですよね。
与えて頂く役割　お役というものを→
１００％　１２０％のものでお返しすべく　頑張るというものと→
もう一輪の方で　もう一方の方で　ある種
もうね　３０年やってきたわけですから→
いい意味で　わがままに
自分のやりたい表現というものを→
いい意味で
わがままに表現していくというのも→
これ大事なのかなと思うんですよね。
「いや　もう皆さんのために。　皆さんが喜んでくれたら」っていうのだけだと→
これはこれで　ちょっと飽きられちゃうん
じゃないかなっていうふうな→
思いもあって。
うんうん。
だから　いい意味で　わがままに
自分の表現したいものを表現すると。
さっき　ちょっと面白おかしく
話しちゃったけど→
ハイファッションという　ファッションを
着てみるということも　そうだし→
何でも　そうですよ。　自分が

やってみたいなって思ってることは。
いや　まあ　それはもう
大変　楽しみでございます。
ありがとうございます。
いや～　もうほんとに今日は→
長い間　話して頂いて　こんなに「ＳＯＮＧＳ」で
爆笑できると思いませんでした。
泣きましたもん。
いや～　泣きましたね。僕も泣きましたね。
いや～　笑いました。
いや～　やっぱり　気持ちいいですね。
ハハハハハ…！
笑えて泣けるって気持ちいいっすね　やっぱり。
仕事ですよ　これ。
そうですね。
仕事なのに　これだけ笑えて泣けるって
我々　幸せな仕事してますね。
ほんとに　幸せだった。
幸せな時間でした。
今日も　ビールがうまいよ　これ。