2019/12/15(日) 18:00〜18:30 猫のしっぽ カエルの手・選「山がくれた絆(きずな)」[字]

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京都市の北東
山あいにある大原。
11月の終わり ここ大原から
季節は変わり始める。
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里では 軒先から冬支度。
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この時期 朝は零度近くまで冷え込む。
ベニシアさんの庭も
静かな時を刻んでいる。
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ここで暮らし始めて13年。
ベニシアさんが
毎年楽しみにしているのは→
ゆずの収穫。
うん。 このゆずの匂い。
なんか きょう
ゆず風呂入りたいなぁ。
ベニシアさんが越してくる前から
あった ゆずの木。
今年は当たり年だった。
すごい たくさん今年。
去年は休みだったから。
植物 休むよね 不思議な事。
豊かに実った今年のゆず。
何に使おうかと 心が弾む。
薪ストーブの 柔らかな暖かさが


心地よい 古民家のキッチン。
ゆず きれいやなぁ。
ベニシアさん 取ってきたばかりのゆずの果汁をしぼる。
うん。 匂いが すごい。
きょうは 結婚記念日ですから山 登ります。
山で結婚式したから→
だから 毎年その日に登りに行く。
17年前 南アルプスで結婚式を挙げた
ベニシアさんと正さん。
以来 結婚記念日のある11月は
いつも2人で山登りをする。
たっぷりと すりおろしたショウガを
お湯にいれ→
ポットの中で ゆずの果汁とハチミツを
混ぜ合わせる。
体が芯から温まる ホットゆずを
山に持っていく。
ハチミツ すごい 正 好きですよ。
ちょうど いい。うん おいしい。
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夫の正さんも土間で準備中。
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山岳写真家の正さんは→
プライベートで山に行く時も
カメラを欠かさない。
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まだ 気温が上がりきらない朝8時。 家を出発。
なんか 山が きれい。
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山に囲まれた大原。


だから2人は この地に越してきたのだ。
きょうは 大原の西側にそびえる
金毘羅山を歩く。
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何度も家族で登った山。2人は迷いなく歩いていく。
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山は 針葉樹の緑と広葉樹の色づいた葉が→
美しいコントラストを描いている。
ベニシアさん きょうは正さんと一緒に→
クリスマス飾りの材料を
探す事にしている。
この時期 金毘羅山は
まさに宝の山。
なんか タッシー 実がある。
あれ 何や? 柿?
(正)何やろ?
なんか柿みたいだけど…。
あっ 柿みたいね。
形がちょっと変わってるかもね。ああ。
あ ヒイラギある。
ヒイラギ 欲しい。
トゲのある葉が
欧米でも日本でも→
邪悪なものを払う
厄よけのシンボルとして使われる。
私 欲しい。 リースに入れる。
ちょっとだけ じゃ葉を頂いて。うん。
きれいなとこ 取ったら。
事前に山の管理人さんに許可をもらったベニシアさん。
少しだけ頂く事に。

日が昇り始めると歩いているうちに→
だんだんと
体が温まってくる。
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あ! タッシー 赤い実あったよね?
あ それ?
うん。
うわっ。
転ばないでね。
いっぱいある。