ディレクターのもとに耳を疑う情報が飛び込んできた。
えっ?
毎日 100点を取らないと仕事させてもらえない会社が→
広島にあるというのだ。
あっ! あった あった。
問題の「それ」が始まるのは
なんと朝6時。
一体 どういうことなのか?
早朝にもかかわらず長蛇の列が出来ている。
行列の先に進んでいくと…。
≪ああ すごい すごい。ああ すごい すごい。
一人 また一人と→
パソコン画面に向かって満面の笑顔を作っている。
ハハハハ…!
画面に向かって笑顔を作ると その…
100点満点で評価される。
実は ここは広島市郊外を拠点にするタクシー会社。
勤務前に全員が→
必ず 笑顔チェックを受ける決まりになっているという。
それにしても…
(山崎)そうですね。
この会社の売り上げを支えるのは
地元の常連客による配車予約。
お世話になります。
ご利用ありがとうございます。
リピーターを作るには
サービス向上が重要ということで→
取り組みを進めてきた。
実は このタクシー会社ではドライブレコーダーも→
顧客サービス向上のために活用している。
(モーリー)笑顔を監視されてる。
「愛想が悪い」
「ドアサービスなど決められた手順を→
守っていない」といったクレームが
入った場合→
ドライブレコーダーの映像を確認し→
料金を全額返金する決まりになっている。
こうしたドライブレコーダーや→
笑顔判定機の活用が功を奏して→
業績は上々。
来年には新社屋が建つ予定だという。
えっ?
何? 「笑顔競争」って。
こちらは 伊豆の動物園名物
カメの競争だが→
笑顔の競争が激化している場所が
あるという。
笑顔競争の舞台は→
全国にチェーン展開している大手総合スーパー。
開店前 売り場ごとに行われる
ミーティングをのぞいてみると…。
かしこまりです!
お~!
一体 どういうことなのか?
店長に聞いてみると…。
この店の従業員250名は→
勤務前に笑顔判定機で笑顔をチェック。
毎日の笑顔の点数が→
一人一人 カレンダーに記録される仕組みになっている。
初めは
15点しか出せない日もあったという→
レジ担当の…
今では見事100点が取れるようになった。
うん それはそうだ。
売り場ごとの平均点を競う仕組みが従業員の競争意識に火をつけたという。
レジ担当の坂下さんのお宅を
訪ねてみると…。
あそこです。
いらっしゃいませ!ニィッ! ありがとうございました!
ニィッ! ありがとうございました!
鏡の前で 笑顔の練習の真っ最中。
我々…
(木村)アハハハ… 鋼太郎さんの笑顔。
(モーリー)怖いよ。
アハハハ…。厳しい。
さっきのレジのお母さんのほうが→
100点いってましたね。
タクシーの運転手さんも ハイヤーも…
多くないですか?
何か こう プッてやられるより
ニコッと笑ってもらえると 何か…。
そもそも…
そもそも 俺…
気になりますよね?
こちら ご覧ください。→
こちら 笑顔判定機を開発した→
ある大手電子機器メーカーなんですけれども→
100万人の 笑顔と笑顔でない顔を
機械にあらかじめ学習させて→
独自の「笑顔モデル」っていうのを→
完成させました。
このように…
笑顔というのを…
(牛窪)笑うと起きる顔の変化というのを
機械が検出しますと。→
で 0点から100点まで
点数化する仕組みっていうのを→
作り上げたそうなんですね。
このコンピューターよりもう一つ 僕が思うのは→
笑顔を作るじゃないですか。