(島田)見えてんの?(吉田)えっ 須知井留さん→
ほんまに見えてるんですか?見えてるよ。
(吉田)なら どんな二人ですか?
ケツにバラの刺さった 素っ裸の→
双子のおばあちゃんだ。(吉田)全然ちゃうわ。 全然…。
おばあちゃん バラ 抜きなさい。(吉田)見えてない 見えてない。
抜きなさい バラ。(吉田)バラ 刺してないから。
何? 「刺したはいいけど
抜くときに トゲが刺さるから→
もう 40年近く 刺しっ放し」?
なるほどな~。(吉田)なんの話や それ。→
何を一人で言うてるんですか。(島田)ほんまや。→
須知井留さん見えてないんでしょ?
見えてねぇよ!
(吉田)偉そうに言うな。
俺には霊感がない。
お前には髪の毛がない。うるさい! なんやねん。
(吉田)それ
今 関係ないですから。 ねっ。→
今 ここにいるのは 男性二人で→
僕と同年代です。同年代?
(吉田)
はい。 で 10年前に 滝つぼで→
亡くなったみたいです。10年前って おかしくねぇか?
いや だから100年前って言うてた祈とう師は→
インチキやったんですよ。
(清水)ほんまに あれは→
今 思い出しただけでも腹立つよなぁ。
(吉田)「今 思い出しただけでも腹立つ」って怒ってますわ。
(島田)えっ 裕君 ひょっとして幽霊の声 聞こえてんのか?
(吉田)はい。でも なんか信じられへんわ。
幽霊 見えるだけじゃなくて
声も聞こえるなんて→
私らのこと
からかってるんでしょ。
そうだよ。
(吉田)そんなわけないでしょ。→
いや でも 確かに どうやったら
信じてもらえんのかな。
(清水)う~ん… あっ じゃあね→
僕たち 毎日のようにこの辺り さまよってるんで→
皆さんの
ふだんの行動 見てるんですよ。→
それ言うたら信じるんちゃいます?(吉田)あっ 確かにね。
(池乃)裕君 どうしたんや。(吉田)ああ~ いやね 皆さんの→
ふだんの行動を見てるんですって。なので それを言えば→
信じてもらえるんちゃうかって言ってます。
じゃあ 私が 毎朝 一人で→
お店でやっている日課は何よ?
あの~ いいですか?
はい 彼女は 毎朝ね→
前日に来た イケメンが使ってた
マグカップを→
洗わずに置いといて
それを なめ回してます。
(吉田)まじっすか!?(清水)まじです 毎朝。
そんなんしてんすか?(池乃)ええ~ ど… どうしたんや。
(吉田)ああ~
いやね 花子さんがね 毎朝→
イケメンが使ったマグカップを
なめ回してるらしいです。
あほな。 花子が そんなこと
するわけないやろ。 なあ?
幽霊は いるわね。
(吉田)してんのかい。
(池乃)花子
お前は そんなことしとったんか。
恥ずかしいやっちゃなぁ。
これからな うちの店に→
若い かわいい
べっぴんのお客さんが来たら→
その人が飲んだ
コーヒーカップに付いた口紅は→
拭いたらあかんぞ。
(吉田)やろうとしてるやん!→
オーナーもですやんか。
「ううん」ちゃいます。 だめですよ。
(島田)いや~ あのな
そもそもやな 二人の幽霊が→
なんで死んだかっつぅ
その原因や。→
いろんなうわさが
立ってたやんか。→
だから その真相を知りたいわけ。
確かに。
(吉田)確かに そらそうですね。
あの~ お伺いしてもいいですか?
(清水)
はい 僕たちが死んだ原因は→
さっき そこのカメラマンさんが言っていた柴犬のところ以外→
全部 そのとおりです。(吉田)そうなんですか?
(島田)えっ なんて?(吉田)あっ いやね さっき→
須知井留さんが言ってた柴犬のところ以外 全部→
そのとおりなんですって。
ほんとかよ おい。
イノシシが
くわえていったってやつだろ?
(島田)ええ~?(池乃)そんな 漫画みたいな話→
ほんまやったんかいな。ええ~ 格好悪っ。
わしは そんなん 絶対 嫌やな。