2020/12/17(木) 16:20〜16:35 【連続テレビ小説】純情きらり(133)「思いがけない帰還」[解][字]

♪♪~(テーマ曲)
♪♪~
(玉音放送)「堪え難きを堪え忍び難きを忍び…」。
(マサ)<昭和20年8月15日。
日本は 終戦を迎えました。→
戦後と呼ばれる時代が
やって来たのです。→
物語は 昭和21年2月の岡崎で
再び幕を開けます>
♪♪~(ピアノ「埴生の宿」)
(桜子)杏姉ちゃん!
♪♪「わが宿 玉のよそい」
ありがとう。
ありがとうね…。
(杏子)桜ちゃん!
(杏子)さっちゃん もっと食べる?
(幸)いいの?
<杏子は 岡崎市内の病院に勤め→
浩樹と娘の幸と共に有森家に住んでいました>
(浩樹)なあ…。
明日 配給だでね。
ねえ。 私 今日も 夢見ちゃった。
(浩樹)また 見たのか?
今朝のは どんな夢?
…あっ 何だったろう?
忘れちゃった!
気になるなあ…。→
悪い夢だったのか? いい夢?
う~ん…。
ごちそうさま。 お先に。


(浩樹)あ 置いといて。後 やるから。
すいません。
あっ 桜ちゃん。 気を付けてね。
うん。 行ってきます。
(浩樹)行ってらっしゃい。
おはよう!
<桜子は 戦後間もなく→
念願だった
国民学校の代用教員に採用され→
働いていました>
(一同)♪♪「春の小川は さらさら流る」
♪♪「岸のすみれや れんげの花に」
♪♪「においめでたく 色うつくしく」
♪♪「咲けよ咲けよと
ささやくごとく」
はい。 よく歌えたね。
この次は 「村の鍛冶屋」もジャズで やってみようね。
(緑)「村の鍛冶屋」は
どうなるだら?
(あかね)弾いて 桜先生!
分かった。
♪♪~(ジャズ調の「村の鍛冶屋」)
(拍手と歓声)
面白いだらあ?
先生も ジャズは大好きなんだ。
でも 戦争中は
敵の音楽だからって→
弾く事も 聴く事も
禁止されてたんだよ。
今は 好きなジャズが


思いっきり弾けるようになって→
先生は 本当に うれしい。
(良太)先生。何? 良太君。
敵の音楽って
アメリカの音楽ですか?ほうだけど?
俺は 今でも アメリカが憎い。
だから ジャズも嫌いだ!
大人になったら もう一回
アメリカと戦って 敵討ちしてやる!
アメリカの飛行機に
俺んちは 焼かれたんだもん。
(宏)それは 俺んとこもだ。
(みつる)俺も。
今でも アメリカを憎いと思うのは
間違ってるんですか!?
ほうだね…。
どうなんだろう…。
良太君。 みんな。 ごめんね。
その事を先生の宿題にしてくれる?
よく考えてから 返事するで。
ねっ。
♪♪~
ただいま。
お帰り。
ただいま。
桜ちゃん 東京から お客さんよ!
えっ?
八重さん!
(八重)桜ちゃん 久しぶり!本当 久しぶり!
この子 守田さんの?

うん…。 名前はね 敏子。
初めまして。 敏子ちゃん。
(敏子)初めまして。
(笑い声)
(杏子)あのね 桜ちゃん。
もう一人
お客さんが おるのよ。
八州治さん!
よかった! 戦争から ちゃんと帰ってきたんだね。 おめでとう!
(八州治)よかったんだか