2020/12/27(日) 06:10〜06:45 目撃!にっぽん 選「コロナと青春とボクら〜水泳部 高3の夏〜」[字]

♪♪~
インタビュー中
涙が止まらなくなった高校生。
ちょっと 鼻かんでいいですか?
はい。
試練の夏を迎えていた。
オーッ!
高校水泳界の頂点に君臨する…
この夏 4年連続のインターハイ総合優勝に挑む→
…はずだった。
しかし 史上初の大会中止。新型コロナウイルスの影響だった。
高校3年生は 集大成の場を奪われた。
子供たちに新たな目標を。学校側は独自の大会を設けた。
しかし 部員たちは
戸惑いを隠せなかった。
やだよ 勉強。
俺 もう終わりだ。 勉強 勉強。
それでも彼らは…→
ずっと 自分たちの答えを探し続けていた。
(泣き声)
高校生の3か月を見つめた。
(チャイム)
スポーツが盛んな学校として知られる…
中でも水泳部は インターハイで
総合優勝10回の実績を誇る。
3か月ぶりに学校が再開した。
≪瀬良!びっくりした。 はい!
証拠ありますよ。
水泳部員が多く所属する3年生のスポーツクラス。
久々の仲間との再会に大興奮。


これ 何ですか?
おはよう。
おはようございま~す。
私事ではございますが…
(クラッカーの音と歓声)
おめでとう!
おめでと~!
(拍手)
あっ やばっ…。やばっ。
えっ 怖っ。
放課後 ずっと気になっていたプールを見に行く部員がいた。
今年 初めてとなる
インターハイ出場をつかみかけていた。
夢を奪われた失望感は
ひときわ大きかったが→
前を向こうとしていた。
中島の母 祐子さん。かつて自身も水泳の指導者だった。
今 懸命に立ち直ろうとしている息子。
新たなやりがいを見いだしてほしいと感じていた。
みんなとね。
ハハハハッ… ハハッ。
この日 中島たち水泳部員が集められた。
お疲れさまで~す。
はい じゃあね いよいよ
この話をする時が来たという感じです。
え~と 以前から
みんなにね 伝えていた…
モチベーションを高めてほしいと→
インターハイに代わる学校独自の大会が設けられた。
全国の強豪10校が集う


真剣勝負の場だ。
レースの目標なんですけど
あくまでもベストタイム。
もしくは ベストタイムに近づけると。
ねっ それが目標です。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
大会は8月。 中島たち3年生の
新たな目標が定まった。
大会を見据えた練習が始まった。
感染対策にも万全を期す。
4か月ぶりの練習再開。
頑張れ!
(掛け声)
中島は 一心不乱に泳いでいた。
中学の時は
一人 水泳に励んでいた中島。
やった~!
この 仲間との一体感に憧れて→
日大豊山に進学したことを
思い出していた。
その1週間後。
中島は3か月間のブランクを取り戻そうとしていた。
しかし…。
フォームさえも忘れていた。
更に…。
おい!
気持ちも緩んでいた。
スピード練習やるか。
まだ でないか。

はい。
監督の指示にも 従えなくなっていた。
カメラの前でも いらだちを隠せない中島。大会への思いも揺らぎ始めていた。
ここで割っていいっすか?
駄目。
♪♪~
この日 落ち込む中島をキャプテンが連れ出した。
代わりの大会に対する
自分なりの考えを伝えるためだった。
でも やっぱり この